【感想・ネタバレ】改訂版 著作権とは何か 文化と創造のゆくえのレビュー

あらすじ

ネットやSNSの発達で、著作権は芸術家や作家などのクリエイターのみならず、一般ユーザーにとっても身近で必須の知識になった。映像・音楽・出版・ネットなど産業や社会の動向さえ時に左右する著作権とはどんな権利なのだろうか。著作権はどのような場合に生まれ、具体的にどのようなことができ、そもそも何のために存在するのか。本書は、著作権を専門とする弁護士が、その基礎や考え方をシェイクスピア、ディズニー、手塚治虫などの豊富な実例でわかりやすく解説。著作権保護期間など最近の状況を盛り込んだ、ロングセラーの増補版である。

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Posted by ブクログ

著作権という法律が、そもそも何を目指しているのか、そしてその歴史についてわかりやすく書かれた本。「正当な権利が尊重されること」と「人々が芸術文化を楽しむ自由を抑圧しすぎないこと」のバランスが大切だとされている。

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2023年11月07日

Posted by ブクログ

著作権の考え方がわかりやすく解説されている。
断言をしない語り口調が読みやすかった。

特にフェアユースの解説は自分にとって新鮮であった。他の本も読んでより知識を深めたくなる一冊。

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2021年11月23日

Posted by ブクログ

これまで著作権についてのハウツー的な知識は勉強してきたが、その本質や目的をここまで考えたことはなかった。網羅性はないが、示されている例が示唆に富んでいる。

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2020年06月09日

Posted by ブクログ

著作権法の根本にある思想を理解できる。ジャングル大帝とライオンキング、ロミジュリと当時の種本などの具体例も興味深く、芸術家の生の声を知れたのもためになった。
オリジナリティ、フェアユースとは何か考えさせられる。筆者は、著作権というシステムそのものが全世界規模の壮大な実験と評しているが、これまでの文化芸能の歴史も踏まえて考えていかないと。その一助になる本だと思う。

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2020年04月09日

Posted by ブクログ

権利の保護と、自由な創作のための礎と。気遣い過剰、忖度がはびこる中で、ちょうどいいバランスを目指す著作権法をしっかり学んで行動することが大事だと思った。著作権の考え方を分かりやすく解説してくれる本。初学者の私は同じ著者の「18歳の著作権入門」から読んだので、より理解しやすかった。いずれも著者の軽妙な語り口が、読みやすさにつながっていると感じた。

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2024年12月15日

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著作権の例外としての教育は表でほんのわずかだけ掲載
されている。しかし一般的な判決について日米の例を出しているので読んで面白いであろう。一般読み物として楽しめる。

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2022年04月15日

Posted by ブクログ

とりあえず新書レベルから、ということで。良書でした。
著者のアートに関する豊かな見識に基づいた具体例に沿って各論点を説明してくれるのでイメージを掴みやすい。ボリュームが少ないので網羅的ではないけど、それでいいと思う。全体を薄く網羅するような書籍より、重要なポイントを法思想的な背景も踏まえてバチッと解説してもらえた方が、かえって法律の全体的な枠組みを把握しやすいと本書を読んで感じた。
なんというか、塩見民法(全)よりも道垣内リーガルベイシスの方が好きって感じと似てる?

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2021年10月16日

Posted by ブクログ

非常に読みやすい。これを元に、実務書に進むといいと思う。著者のセミナーもわかりやすく、あわせて受けると理解も深まる。

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2021年02月26日

Posted by ブクログ

15年前に発売された新書の改訂版。
その間に「著作権法」はかなり変わってきたけど、考え方は普遍的なんだなあ〜と。

実例を交えながら具体的に展開されるのでとても読みやすい著作権法の入門書。

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2020年03月25日

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