あらすじ
後漢(ごかん)末期。朝廷軍の将軍・曹操に、朝廷への憎悪をむき出しに立ち向かってくる少年がいた。彼こそが諸葛亮孔明―軍師として史上名をはせた天才の、若き日の姿である。諏訪緑が満を持して挑む新世紀の「三国志」!
三国時代前夜、乱世を舞台に、孔明の少年期から青年期を描いた第1巻。
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Posted by ブクログ
高校の時、友人が貸してくれました。
三国志で、少女マンガなんてあるんだなあ…と、意外に思いましたね。
孔明が主役なわけですが、この孔明。実に人間らしくてね。
超人的な天才軍師、というイメージが強い彼ですが、悩み、苦しむ一人の人間としてあって共感できますね。
三国志と言うと、オトコくさい沢山の英雄達が大活躍の戦争モノ、なイメージが強いですが、これは違う。
軍師、参謀と言った文官の戦い…いかに戦争の被害を少なくするか、とか、いかに争いを回避するか…と言った視点で書かれている。
かなり新鮮なお話なんじゃないかなあ、と思います。
すっきりした線の綺麗な絵も好きです。
Posted by ブクログ
最近ようやく三国志に目に行くようになりました。
僕は「三国志史上誰が好き?」という問いに「曹操か周瑜」と答える少数派です。(いや朝香祥先生のおかげで周瑜は人気でたか)
不敵にあらゆる秩序を踏み潰す、希代の政治家にして軍略家にして詩人。 罵倒も蒙る悪名もただ背を向けて振り向きざまに颯爽と笑む覇者。 とまあこれでもかという曹操ファンでして、諸葛孔明にはあんまり興味なかったんですが…。
面白いです畜生。
とかく日本では天才軍師ともてはやされがちな孔明ですが、ここでの彼は家族を養っていくには自分が強くたってなきゃと突っ張ったり、それでいて兄が現れて支援を申し出てくれると自分の居場所がなくなったようだと落ち込むしと、とにかく一人の青年として描かれていて好ポイントです。
そんな普通の青年がどうやって曹操に立ち向かい、理想を確立させていくのか今後が楽しみ。
現在10巻まで発売中。
Posted by ブクログ
「flowers」にて連載中の諸葛亮主人公の三国志漫画。ぱっとみ正統派三国志漫画ですが、孔明が劉備に会うより先に曹操と接触してたり馬謖が異民族出身だったりホウ統が美形だったりなかなかトンデモです。慣れたら十分楽しめますが。士元と周瑜が大好きでした…。