あらすじ
俺に閨のご指導を賜ってくださるそうだな
災厄の星に支配された侯爵令嬢と厳格な王太子
幼い頃から王宮に出入りし、将来を誓い合うほど王太子グレイルのお気に入りだったエリーゼ。しかしわけあって従兄と結婚し、わけあって未亡人となると、最悪の人違いで『王太子の閨の指導係』にされてしまう。結婚は実は夫の同性愛指向を隠すためで、初めてのご指導係の夜に処女を捧げたのも、想い続けていたのも貴方なのだと告げられないまま、初恋をこじらせたグレイルの執着は増していく一方で…。
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指南係もの大好きです。
ヒロインが本当にかわいそすぎる。自分は何一つ悪くないのに。ヒーローも拗らせっぷりと未経験ゆえにいろいろ残念なお方なわけで。
一途に思いやる振り回され続けた二人が結ばれて本当に良かった。
引き寄せ力がすごすぎる
作家さん買いです。
冒頭はどうなるんだろうとハラハラしながら読みましたが、終わってみたらジーンとするお話でした。
エリーゼの心の声がおもしろすぎて何度もふきだしながら読み進め、王女の色々スゴイところにあんぐりし、ウィレムの事情に共感しつつもグレイムの一途さと必死さにハラハラし、とにかく感情が忙しかったですが、とってもおもしろかったです。
大満足。
エリーゼの厄災の星の勢いがとにかくスゴイ。
ラストの家族のシーンはもうちょっと泣いちゃいました。
よかったよ!本当によかったよぉぉぉぉ!!
ご指南
紙でも読みましたが、電子でも購入してしまいました。
エリーゼの運の悪さもすごいんだけど本人が割と淡々としてて冷静なのでそこまでの悲壮感はなくて読者側も冷静でいられるんだけど、グレイル様の不憫さは本当にすごい。
大好きな婚約者と婚約解消してしまった経緯も悲惨だし、25歳にもなって人妻になった元婚約者に筆下ろしされる(しかも実の姉の斡旋で)ってどんな地獄…。
グレイル様って真面目な人だから、人妻を愛人にするだけでも相当なストレスだったと思うし、でもエリーゼへの気持ちが抑えられなくて苦しくて追い詰められていく不憫な美青年…率直に言って素晴らしかったです。
大好きなのでまた読みます。