【感想・ネタバレ】清華大生が見た 最先端社会、中国のリアルのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

購入本
中国O.1の精華大学を卒業した20代の日本人の手記
・今の中国の躍進は全て鄧小平から始まった。
・英語に続いて学ばれている外国語は日本語
・アリババジャック・マー 風来坊で成績最下位 高校受験2度、大学受験2度失敗 大学で改心 一躍トップクラスの成績に 英語得意 最初は教師その後翻訳業から起業する。
・物流企業を一堂に集め、物流プラットフォームを構築
・アプリランキング WE CHAT 10億ユーザ QQ 7億 アリペイ 6億
・卒業生には周金平、胡錦涛、王氏など多数 工学系世界1位の評判
・ほぼ全員が学内の寮で生活 4人一部屋 議論をたてかわす キャンパス内が街 東京ドーム84個分の面積 一食100円
・海外留学者が中国に帰ってきて国力アップ 海亀
・BAT バイドウ、アリババ、テンセント
・大学に入学して初めて恋愛を経験 そのまま結婚のケースが多い 有房有車の条件が無いと嫁の来てが無い。
・中国人男性は世界一やさしい 女性への気遣いが凄い
・社会や国に対する意識調査 主要9か国中日本最下位
 中国1位
 全体を通して、日本のどこに勝ち目があるのか?考えさせられる。

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ


引続き、こちらも
「中田敦彦のYouTube大学」で書籍紹介され
なかなか興味深かったんで、早速



子供の時から、勉強しないで
何も知らない大人になった反省を踏まえて

ここ数年、池上さんの書籍で
あれこれ勉強したものの

中国に関しては
毛沢東で止まってるレベルの私 笑

本書に書かれているコトは
隅から隅まで、驚くコトばかり


両親の仕事の都合で
5歳の時に、中国・北京に移住したのが2000年

思春期を中国で過ごし
アジアNo. 1の清華大学で学んだ著者が

日本では、あまり報道されることがない
中国の現状を綴っている



移住当初は、まだ路地で
夏は、大人達が中国将棋を指したり
冬には、子供たちが凍った湖面で遊ぶような
ほのぼのした状況だったという


その後、2008年に北京オリンピック開催前後には
日本のバブル景気を彷彿とさせるように
国全体が、活気に満ちたようです


本書では
これからの中国を担う若者達
80後(80年代生まれ・バーリンホウ)
90後(90年代生まれ・ジウリンホウ)
の世代的特徴から

中国における、デジタル革命の中心である
アリババとテンセントの歴史

若者達が、日常使用するアプリの紹介

苛烈を極める、中国の教育事情

最終章では
今後、中国と日本の若者達は
どのように関係を構築して
協力していくべきか

と、なかなか壮大な構成となっとります



国の特性として
政治的には、一党独裁
経済は、自由経済
経済特区を設けているぐらいは分かってたけど

何故ゆえに、急激にIT先進国になり得たのか?
その辺が、個人的に最大の疑問だった


その答えとして

『中国が、世界最大のIT大国になったのは
欧米諸国と比べ、PC分野での蓄積が少なかった

その結果、後発優位として、PCを持ってない人口での
スマホが、急激に普及した』とある


なるほどー


アメリカや、日本でキャッシュレス化が進まないのと一緒だ

アメリカでは、クレジットカードが
日本では、ATMが普及してしまったために
QRコード決済が進まないのと同じ事だね


現在の中国に於いて
スマホアプリは、完全にライフラインとなった

人口の年齢分布に問題を抱えてるとは言え
14億人を超えている訳で
ヒットアプリを生み出したら
それだけで、とんでもない事になる

夢があるなぁー



近年は、米国とのデジタル戦争
ヨーロッパに繋がる一帯一路構想
近隣諸国とのすったもんだ

鉄のカーテンが引かれたと言われてる中
書かれている内容は
なかなかの衝撃だった

とは言え、中国の中でも
超エリートな著者

中国大陸は巨大で
凄まじい人口を抱えてるので
まだまだ、国全体が豊かになったとは言えないと思われるが
本書は、とても興味深く読めた




#清華大生が見た最先端社会
#中国のリアル
#夏目英男
#読書好き


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2020年08月27日

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