あらすじ
猫カフェ「nyanday」が開店5周年を記念してコスプレデーを開催。さらには褒め上手の七絆に褒められたい者達が集まってきたり、初の地球でのお散歩に挑戦したフィアナが沢山の大型犬に囲まれてしまう事態になるなど、慌ただしくも楽しい11巻!
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Posted by ブクログ
この(11)も癒されました。やはり、「カワイイ」は強いです。
今更、言うような事でもないにしろ、人間(宇宙人含む)も、動物たちも可愛いんですよ、この作品。
作品っつーか、ジャンルにも因るけど、悪人やクズが一切、出て来ない作品は読んでいて疲れなくていいっすわ。
もっとも、読み手を疲れさせるような悪事をしまくる外道が、えげつない方法でケジメをつけさせられる展開も大好物なんですけど、私。
ちょっと、『カワイスギクライシス』(11)の感想からズレかけたが、私が何を言いたいのかっつーと、この巻も最高でした、です、城戸先生。
動物を飼っていると、「あるある」を、こうもコミカルに描いてくれるのが嬉しい一方で、生き物を軽い気持ちで飼っちゃうのは良くないんだなぁ、と気持ちを引き締めてくれますよね。
こう言っちゃなんですけど、リザたち、「カワイイ」への耐性が未だに低い宇宙人たちの醜態が反面教師になってくれている感じです。けど、そんなリザたちの、よぞらやひなた達などのレギュラーや、新たな動物らの「カワイイ」に衝撃を受けている姿を見ていると、この純粋さも羨ましくなれます。
この(11)では、新たに登場したのは、クリスマスでお馴染みのトナカイ、近所で見かけないからこそ、たまに見つけると、「撫でて良いですか?」と近づいてしまう魅力を持つ、ボルゾイ、ドーベルマン、グレート・ピレニーズと言った特大型犬。
次巻では、どんな動物が登場するのか、レギュラー陣の新たな「カワイイ」の掘り下げに期待する一方で、私個人としては、最も、ワクワクしているのが、この(11)でも、しっかりとイチャイチャしてくれていたミトラと遥斗の進展ですね・・・えぇ、この(11)でも、思った以上に、バカップルってましたわ、この二人。
そんな二人が、(12)で、どんな風に「好き」を深め合うのか、そこに胸が膨らむのと同時に、他の爬虫類や両生類、奇虫とも絡んでくれないかな、と切実に思っちゃいます。いっそ、どっかの大型施設で開催される、レプタイルショーでデートしてくれないかな・・・・・・さすがに、今のミトラだと、新たな家族を迎えるのは厳しいだろうから、「カワイイ」に打ちのめされるだけになりそうだが。
この台詞を引用に選んだのは、大事だな、と思えたので。
確かに、頑張った末に結果が出る、成功すると嬉しいものです。
ただ、それで満足しちゃったり、「もしかしたら、次も上手く行くかも」と甘い考えで行動しちゃったりするのは良くないんですよね。
やはり、それはそれとして、「次」に頭や心をきちんと冷静に切り替えて、淡々と努力するのが、結果を出す上で大切なんでしょうね。
「一旦、成功体験忘れよう、ガルミ」(byラスタ・コール)
この台詞を引用に選んだのは、イチャついてるわぁ、と感じたので。
一漫画読みとしては、「深い」と感じる名言を、他の漫画読みに紹介したい訳だが、時には、こういう「何にもない」感じの台詞も前面に押し出したくなってしまう・・・サガですな。
遥斗は、場を和ます冗談じゃなく、100%、いえ、200%のガチで言っているな、と肌で感じられます。
戦士としての勘でか、ミトラも、彼の本気を察しているのか、一瞬、間を開けてしまっています。
この「・・・・・・」が、実にエモくないでしょうか?
ファンとして我儘を言い過ぎるのも良くない、と頭じゃ解っているけど、(12)では、もっと、このバカップルをイチャつかせてほしいですねぇ。
ただ、キス以上をされたら、キャパオーバーになってしまいそうです、ミトラ、遥斗だけじゃなく、私も。
「とはいえ、確かに対策は必要ですね。いつも、僕がそばにいられたらいいですが・・・しますか・・・結婚」
「・・・・・・リザちゃんに相談する・・・」(by遥斗、ミトラ・リル)