あらすじ
帝都へ戻ってきた人生やり直し中のジル。
ハディスとの婚礼準備も順調と思いきや、三公から「認めてほしければ『竜の花冠祭』を開催し民に竜妃を披露せよ」との条件が。
それには先帝の妃たちの協力が必要だが、彼女たちはジルを見くびり邪魔ばかり!
そこでジルの執った後宮攻略作戦とは!?
「竜妃が皇妃にやられっぱなしでたまるか」
「頼りにしてる、僕のお嫁さん」
大好きな陛下のため、みんなまとめて認めさせてやる!
【電子特典付き】
厨房の改築に、訓練場や罠の設置――。
竜妃宮を率先して改造する竜帝夫婦に、女官長は……。
書き下ろしショートストーリー『ソテー参謀の手記 ~竜妃宮改造編~』を収録!
感情タグBEST3
匿名
今回も面白かったてす!
個人的には5巻が笑うツボが多くて好きです!
1巻ごとに事件は解決するところ
ハラハラドキドキの予想できない展開と、恋愛のドキドキ感が交互にくるところがたまらなく好きです!
ただ、今回は次に続く伏線が、今までの予告というよりかは、え?5巻で解決したんじゃないの?って問題がそのまま6巻でも解決できなかった。という印象なので、いつもの読後スッキリ感はなく、モヤモヤ⁈が残っています。早く続き読みたいです!
Posted by ブクログ
竜の花冠祭を主催することになったジル。陰謀めいたものも入ってきて後宮もののような雰囲気もありつつ、いつも通りに拳と肝の座った態度で解決するジルが格好良かった。ナターリエとジェラルド王子の進展もほんのりあって好きだった。
予想できない怒涛の急展開に
花冠の祭りに絡んで、竜帝に怯える先帝の思惑、竜妃に協力しない先帝皇妃の後宮、クレイトス使者として現れたマイナード殿下の真意、囚われのジェラルド、ナターリエ皇女を狙う影。
ナターリエ皇女の狙われた理由が予測できる範疇には無いおぞましいものでしたが、ここまでいい印象ではなかったジェラルドが…。ちょっと見直した。
ジェラルドを動かすなんてナターリエ、いい線いってるのでは。
胡散臭いマイナードの背景も少しわかり。
不気味なのはマイナードがクレイトスから乗って来た竜がラーヴェの統率に外れていること。
荒廃した竜妃宮に住み着いていた主とジル達との攻防が笑いを誘う。
供された毒をあおったハディスの思惑が功を奏し、結果的にジルは厄介な先帝後宮と三公を味方につける。
どこまで見通しているのかハディス策士。恐ろしい。
それにしても花冠の祭りの演出がロマンチックで素敵でした。
あれよあれよの怒涛の急展開に引き込まれ痺れた6巻でした。