感情タグBEST3
明治維新という激動のなか、身分の差を乗り越えて結ばれる恋愛ストーリー。
時代の激動と言う面では、今の世の中にも通じるものがあるし、こういう流れが必要のではないかな、と思わさせられる内容に感じました。
実際に華族の身分を捨てて・・・というのは難しいまでも
こういう時代だったんだろうな・・・という史実としてはおもしろい。
恋愛というより歴史物として本棚に保管・・。
題名と表紙絵がとてもインパクトがある。明治初年まで斬首刑を行っていたという浅右衛門一家の史実を下敷きにしているのだろうがストーリーの設定としてはなかなか良いと思う。話の展開や絵柄には少々雑なところも目につくが全体的には勢いがあってよいのではないと思う。
描写がグロくてエロい物は表裏一体なのかもね。
最終巻までもっているのだけど主人公の成長していく様を
巻を読んでいくうちに熱くなっていく。
これは…、歴史ものなのか、単なるエロ漫画なのか?
歴史ものと考えると、色々とツッコミどころが多すぎる。
そもそも、主人公の「華族」という立場がおかしい。
江戸時代の公家と大名家を中心に「華族」へと変化したが、それと実権はまた別の話。
現に、岩倉使節団には加賀前田家世子や佐賀鍋島家当主...続きを読む、福岡黒田家当主などのそうそうたる華族が参加していたが、あくまでも留学目的での参加であり、使節としての実権は全くなかった。
つまり、そもそもが完全フィクションの設定なのに、妙に史実を織り込もうとしているから余計おかしい話となっている感じ。
同じ原作者でも「満州アヘンスクワッド」の方はもっとリアルで、いい感じなんだけどなあ。