あらすじ
女性モデル殺害の疑いで山下という男が出頭。殺害現場で採取されたDNA型が山下のものと一致したため起訴間違いなしと目されたが、警視庁捜査一課の刑事・飯綱だけは異を唱え、捜査を外されてしまう。同じ頃、少年が車に轢かれ、直後に連れ去られる事件が発生。担当をあてがわれた飯綱は少年の居場所を特定し無事保護したが、少年から山下と全く同じDNA型が検出されたとの報せが入り――。
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Posted by ブクログ
面白かった。滑り出し、横山秀夫っぽいなと思ったら、やはり影響を受けていたらしい。2010年代っぽさが盛りだくさんで薀蓄もたっぷり。逆に言えば、あと数年もしたらPCとか携帯電話みたいに情報が古くなってしまうので、この作者の方はどんどん新しい内容の作品を量産しなければ、作家として残れないのでは。デビュー作とのことなので、そんな事も思いました。中盤以降、ご都合主義が勝ってきてるかな…ご都合主義でないフィクションなどありえないけれど、そう読み手に思わせない力量を、今後期待します。
Posted by ブクログ
最初に謎が示され話が展開していくが、読みすすめるのがなぜか苦痛だった。うんちくが多すぎるせいかもしれない。最後のトリックは面白いと思った。
Posted by ブクログ
とある殺人事件の容疑者男性と、別の事件(事故?)で保護された少年のDNAが一致するという、確率的にありえない事案には興味津々。
この状況とDNA、クローン技術といった先進的な題材に対して、主人公の飯綱が「筋読み」など古典的な(?)手法を用いていかに事件に切り込んで行くのか? という内容を(タイトルが「筋読み」ということもあって)勝手に期待してしまったのですが……
想像していたほど、飯綱の筋読みが事件の突破口になったように思えませんでした。最後の最後で「ヨミヅナ」と呼ばれるだけの筋読みを見せるわけですが、本作は黒幕的存在よりも、一致するはずのない二人のDNAがなぜ一致したか、という点が最も興味を惹かれるポイントだと思うのです。
なので、最も気になっていたDNA一致の謎において「筋読み」が発揮されなかったところで肩透かしを食らった印象。「このミス」応募時点のタイトル「自白採取」のままの方が、DNA一致の謎が本作の軸であることが明確になって、良かったのでは……