【感想・ネタバレ】開かれた瞳孔のレビュー

あらすじ

ミステリー界の新女王カリン・スローター、幻のデビュー作!十字に刻まれ、惨殺された女性。異常な犯人の魔の手が検死官サラに迫る――。「どうして私はこれを読まなかったのか」北上次郎(本書解説より)

小さな町のレストランのトイレで、大学教授の女性が腹部を十字に切り裂かれて殺害された。偶然にも第一発見者となった検死官サラは、迷いのない切創と異様な暴行の痕に戦慄を覚える。しかも犯人は被害者の習慣を熟知した人物――この町に暮らす顔見知りに違いない。捜査が難航するなか、第二の事件が発生。犯人の影はサラに忍び寄っていた……。MWA賞受賞作家の原点、震撼サスペンス!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

カリンスローターはこれで4作目
文章にも独特なストーリーテリングにもほぼ順応出来たはず。
かなり面白い、これを最初に読めばよかった。

主人公サラと元夫のジェフリー、殺された被害者の妹で警察官でもあるレナの3人から事件を見ていくいつものスタイル。
これがデビュー作ってすごい、いくつか読んで、カリンスローターは最初からテーマは一貫してるってわかった。
レイプするやつが必ず出てくるし、その被害の重さを現実的に徹底して描くところ、主要登場人物ですら過去に性犯罪にあっていることが多い。
主人公に肩入れして読んでて、性被害にあっていたと告白するシーンですごい精神的ダメージを食らうので、新しいの読む時めちゃくちゃこわい。

憎き犯人は犯した罪に値する罰を受けずに死んだり、物語が終わるから苦い気持ちで読み終わる。
とんでもなくヘビーなので連続して読むのは無理(笑)
解説でグラント郡シリーズ5作目がとてつもなく面白いらしいが3までしか出てない(´;ω;`)
続きがなんとか出て欲しい…

0
2025年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クライムサスペンス?っていうのかな?
日本人の書く日本が舞台の話とは文化とかキャラとかが違って、これはこれで面白い。
ミステリーではないので、読んでる途中で犯人がわかって、志村後ろ後ろ!みたいな感じwで途中から読み進めました。

0
2021年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

18年間も私が知らなかった米国ミステリー界の新女王、カリン・スローターの「グラント郡」シリーズ第1作。登場する女性キャラクターが全員すごい。主人公のサラ・リントンはもとより、妹テッサ、母親キャシー、被害者の双子の姉の刑事レナ。それぞれが複雑な過去を持っており、そして強いのだ。彼女たちの前ではサラの前夫でグラント郡警察署長のジェフリーや残忍な犯人さえかすんでしまう。ちりばめられた伏線はきちんと回収され、息をのむようなクライマックス、犯人との死闘へ。6作あるグラント郡シリーズが本作しか翻訳されていないのが残念です。

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2020年09月21日

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