【感想・ネタバレ】五郎丸の生涯のレビュー

あらすじ

動物は、常に優しく人間に寄り添う。ただ、彼らの一生は本当に幸せだったのだろうか──。

秋田犬・五郎丸は、いく人かの飼い主を得ることになった。その生涯は幸せだったのか。
乱歩賞作家が動物を通して人間を描いた連作短篇集。

第一話 納屋の犬
第二話 フォックスファイア
第三話 救世主
第四話 捨てられし者
第五話 相談者
第六話 むくの犬
最終話 朝焼けの光

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Posted by ブクログ

ネタバレ

秋田犬といえば忠犬ハチ公のように賢く飼い主に忠実というイメージだけれどやはりそうなのか、もはやペットとしてではなく家族の一員で迎えいれないと失礼のような気がする。五郎丸の生涯を行ったり来たりしながら物語は章立てされている。最後まで読んでパズルがはまっていくような感覚。そして五郎丸は幸せだったのだろうか?と思いを馳せてしまう。誰かに薦めたくなる一冊だ。

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2021年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

五郎丸が最後に生まれた地に帰っていったことに泣けます。子犬の頃のエピソードで、じいちゃんと孫の関係も微笑ましく秋田犬らしい生育歴でほのぼのします。五郎丸が犬らしく、話題になった「少年と犬」よりずっと共感できました。
山に五郎丸を放った夫婦が身勝手すぎて不愉快だけど、リアリティがあるのかも。

0
2021年04月21日

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