あらすじ
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2006年刊行のスターウォッチング入門マンガが電子書籍になりました。
本書は、『星を見に行く』(1995年刊)と『続・星を見に行く』(1996年刊)を合わせた新装版です。
星を見る趣味の世界にもデジタル機器が使われるようになりましたが、基本的なことは変わっていません。
映画を観に行くとき上映時間を調べてからでかけるというような、そんな星空を楽しむためのコツをお届けします。
プラネタリウムデートで居眠りをしてしまった主人公は、星が好きな彼女のために、リターンマッチを決意。
スターウォッチング趣味の先輩の手引きによって、星空を楽しむための様々な方法を学んでいく。
◆『星を見に行く』 はじめてのスターウォッチング編
星を見る場所や日時選びのコツ
主な星座の見つけ方
スターウォッチングのための装備
星見のツール
天体イベント
双眼鏡の選び方・使い方 など
◆『続・星を見に行く』はじめての天体望遠鏡編
天体望遠鏡を選ぶコツ
手作りの天体望遠鏡
土星など惑星の探し方
天体写真の撮影 など
ほか、『月間天文ガイド別冊 号外! ししざ流星群』(2001年刊)に掲載された短編マンガ『星降る夜に』も収録。
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Posted by ブクログ
初出が1995年と1996年で、新装版が出たのでさえ2006年だ。まあなんというか、現在でも天体望遠鏡も確かに高いのだが、中華モデルで妥協できるなら国産品の半値くらいで購入できたりとか、現在ならiPhone様で一発(オレもやっている)ででできる天体の導入を星座早見+星図という古典的な手法(しかし、基礎にして基本である)でやっているとか、ところどころ展開の古さが否めない。
しかし、少なくとも星空観望として楽しむなら、何も天体望遠鏡など買わなくともキャンプ地のような光害の少ないところへ行って双眼鏡で見た方が結果としては満足できるなど(もっとも、昨今の事情を鑑みるに、キャンプに一回行くよりもそこそこのスペックの天体望遠鏡を購入する方が安い可能性はある。具体例を出すと、天体望遠鏡としてはもっとも標準的なモデルとされるビクセンのポルタ2A80Mf(中華モデル)は定価で5万強、実売価格では4万ちょいくらいで買える。キャンプ一回行っていくらかかるよと。)、まあまずは花鳥風月を楽しもうという筆者の態度がよく見えるし、実際真っ当だろう。
とはいえ、ものと対象さえ間違えなければ、天体望遠鏡は確かにいろんなものを見せてはくれるので、望遠鏡を過信しなければとても楽しいツールになるし、この本ではそう説明している。
また、天文ファンがどういう機材でどういうように星空を楽しんでいるのかというのは、今のようにインターネッツ様が発達しても、なかなかわからないものである。観望会でいろんな人の望遠鏡を見せて貰えばわかるが、その辺のアナログな情報は依然としてリアルな人と人の間で共有されることが多いのだろう。教科書的な本は間違ったことは書かないのだが、こうしたところはものすごく弱い。その点でストーリー漫画になっているのは、アナログな情報を盛り込むうまい落とし込み方だと思う。
なお、話の展開としてはこの漫画の初出時、全盛を極めたであろうホイチョイ系の映画かなんかの影響を受けているのだろうか、とりあえず若い男女二人を出しときゃ〜いい的なところなのだろう。主人公とカノジョが主人公の先輩の星さんという星キチに色々教えてもらうという内容だが、どうせなら小夜子(主人公のカノジョ)が、星さんにもチョッカイを出すビッチっぷりを発揮して三角関係の泥沼に飽きた主人公は天文にのめり込む一方で、後輩の彼女を寝取ったつもりの星さんは小夜子と結婚してそれと知らずに主人公の子供を育てて、さらに小夜子を寝取られた傷心のあまり天文にどんどんのめり込んだ主人公は新彗星発見で一躍時代の寵児になって再び小夜子の目に止まり焼け木杭に火がついてみたいなゲスい展開を希望していたのだが、さすがにそんな陳腐な昼ドラマみてえなオチねえよなあwww
Posted by ブクログ
星を見に行くための準備や知識をわかりやすく漫画形式で紹介。
その季節で見える星の紹介はもちろん、機材の選び方についても書いてありわかりやすい。
「今度星を見に行ってみようかな」、と思ってしまう。あ、でも足になる車がないや・・・。