あらすじ
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エッセイスト・画家・農園主・ワイナリーオーナーとして、いくつもの顔を持つ玉村豊男氏は、美食家としても知られている。
玉村氏は、ひとりでフルコースの料理をつくり、サービスができるほど料理に通じている。
そんな玉村氏も今年で75歳、妻のリクエストに応えて毎日のレシピを書き遺した。
玉村氏が50年間つくり続けてきた数多くの料理の中から最後に残ったのが、この本に記録したレシピ。簡単で間違いがなく、確実においしい料理だ。
毎日の夕食を食べるとき、これが「最後の晩餐」かもしれない……と思えば、余計なことは忘れて、目の前の食卓だけを楽しむ気分になるにちがいない。
【目次】
◆第1章 きょうの夕飯
玉村邸の「毎日の晩餐」は、どのようにしてつくられているのでしょうか。
そんな日常の食事シーンにまつわるエッセイを、まずお読みください。
至福の時間/メシは決まった時間に食え/ウルチマチェーナ/食べるものは決まっている/バールの時間/危険信号/先ベジ白ワイン/夕食は洋食を大皿で/ダイエットはいつも明日から
◆第2章 台所の5つの火
玉村邸のキッチンには、ガス台、IHヒーター、オーブン、電子レンジ、上火グリルの5つの火源があります。
ここでは電子レンジ以外の4つの火源を使ったレシピを紹介します。
トマトのロースト/豚肩ロース肉の直火焼きロースト/野菜のグリル/キノコのカリカリ焼き
◆第3章 料理は思い出
海外の食事事情にも精通している玉村さんは、若いころから頻繁に海外を訪れています。
海外での旅と食の想い出から、素敵なレシピが完成しました。
ポルトガル風タコの直火焼き/トルファンの鉄串で焼く焼き鳥(和風とタンドリ)/タイ風ホワイトカレー/玉さん式麻婆豆腐/豚ヒレ肉のオリーブ煮
◆第4章 失敗しない鉄板レシピ
誰でも簡単にできる、そんな気軽でおいしい定番レシピを厳選して紹介します。
ヤギ子のエサを拝借してつくるメニューは、思わず笑みがこぼれることでしょう。
ギリシャ風ムサカ/紅白のセヴィーチェ/ボリート/ミティティ/ゴーヤーチャンプルー/クーブイリチー/ナスとシイタケの旨煮/玄米チャーハン/白菜のロースト/グリーンサラダ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
世界を旅して出会った味を自分のものにしていくのも旅の醍醐味かもな。毎日食べたいものを自分で作って野菜を作りながら自然の中で暮らすのも良いよな。
Posted by ブクログ
著者が毎日の暮らしの中で定番として作り続けている料理のレシピとエッセイ。
丁寧で、こだわりもあるけどほどよく力の抜けた感じが好ましい。
調理器具としてはオーブンを多用していて、個人的には気軽に真似出来ない感じは少し残念ではあるけど。
Posted by ブクログ
ヴィラデストカフェでこの本を購入しました。玉村豊男さんの生き方、料理が全て大好きです。
20数年前、新婚旅行で訪れたパリで、玉村豊男さんおすすめのお店をさがして、食べにいってからの玉村豊男さんファンです。
どの料理もいいですね、早速作らせていただきます。
Posted by ブクログ
最高に楽しい料理エッセイ
料理人では無い玉村豊男さん
料理人では無い自分
毎日料理することを楽しみ
どうしたら美味しくなるのかを常に探求する
自分もこんなふうに歳をとりたい
Posted by ブクログ
土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を何年か前に読んだ時、「一汁三菜」にこだわっていた若い頃の(子育てと仕事でヨレヨレになっていた頃の)私に読ませてあげたいとつくづく思った。
この本に出てくるレシピは、こだわっていそうで、シンプル。野菜や肉の秘めたる力を、存分に我らの身体に取り入れようとしているように感じる。
両者に共通するのは食材の尊厳を大切に思うという愛情なのだろう。
この世に生きる後わずかの時間、こんな風に食事をしていきたいと思った
Posted by ブクログ
飾らない玉村さんの日常でした
毎日を最後の晩餐だと思って生きようという潔さがありました
私は料理はしますが、美味しくするひと手間は惜しんでしまうタイプの人間です
でもこの本に載ってるレシピはいくつかチャレンジしてみようかなと思えました