【感想・ネタバレ】汚れた桜 「桜を見る会」疑惑に迫った49日のレビュー

あらすじ

明細書のない前夜祭、黒い友達関係、消された招待者名簿……。
一連の「桜を見る会」疑惑を追った記者たちの記録

――本書は世の中を揺るがしたスクープの回顧録ではない。生々しい政界の裏話でもない。ただ、SNSを通じて届く人々の声を背に、桜を見る会で何が起きたのか、そもそも何が問題なのかを、問題が発覚してから2019年最後の野党による政府ヒアリング(12月26日)までの49日間、できるだけ分かりやすく伝えようとしてきた記者たちの記録である。 そして、記者の動きを追っていただくことで、日々SNSに流れてくる断片的なニュースにどういう意味があるのか、理解を深めていただくための書である。
――「はじめに」より

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

国の最高権力が見せる最高に笑えないコント。が、最高に面白い。オトナとしてこれが通るのか?という対応の連発。最高に笑えなくて最高に面白いのだが辻褄合わさせられてる役員がいるのかと思うと気の毒。
結局この問題もこのままウヤムヤにされて終わるんだろうか。どうせみんなすぐ忘れるって思われてるんだろうな。
世物として面白いから忘れないようにしよ。読んでよかった。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

毎日取材班に大きな拍手を贈る。
安倍政権のやっていることはもう無茶苦茶だ。心あるメディアが本腰で取り組まないと日本に未来はない。朝日新聞が安倍との会食に参加した言い訳を記事にしたが読者としては納得がいかん。信頼を寄せている朝日新聞だが、いっそ毎日に代えようか!

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2020年03月10日

Posted by ブクログ

会見が可視化されたことにより、読者、視聴者から追及の甘さを指摘され、これからは記者及び新聞社の姿勢も変化が求められるのだろう。ただこれはまだ期待されている証拠だといえるのだと思う。この本を読んで変化は感じた。後はこのような疑惑を晴らそうとする姿勢が伝われば読者は新聞社、もしくは特定の記者を追い続けたくなるのではないだろうか、少なくとも私はそう考えている。

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2020年12月15日

Posted by ブクログ

この問題が発覚したのはまだ昨年のこと。なのに最早話題になることも少ない。風化しそうな中、改めてこの問題を振り返ることができた。決め手は出ない。怒りやあきれ、どうにもならない無力感。もどかしさ以外は浮かんでこない。もう一つのテーマがマスコミ。騒動の最中の総理と記者との懇談会。何が話されたかは報道されない。権力と仲良くすることが自分の利益になるという文化。マスコミはやはりマスゴミなのか。自己批判しながら、なんとか打開できないか、ネットに寄り添い、市民の声に耳に傾けようとする取材班。少しずつでも変わってくれればよい。

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2020年07月20日

Posted by ブクログ

読んでなお全貌を追えたとは言えないが、出来事についてざっくり整理がついた。
明らかにおかしな答弁、反応などもあり、憤りが込み上げる。
問題点が多すぎて逆に何が問題かわからなくなっていたので、「自分の選挙区の有権者に対する寄付行為は(税金・私的資金問わず)違法」をまず頭に叩き込んでおこうと思う。
メディアの在り方についても触れられているのが良い。メディアを理解し、より良く使うのも国民のつとめ。こういうこと含め発信してほしい

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2020年07月20日

Posted by ブクログ

「桜を見る会」の問題、あまりに長くやっているものだから、「一体何が問題でどういう経緯でここまで長引いているのだっけ…?」と全体像あるいは細部がどうもよく分からなくなっていたので。この本のお陰で全体の復習となり、よく分かりました。

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2020年12月30日

Posted by ブクログ

毎日新聞東京本社統合デジタル取材センターによる取材をまとめた書籍。

桜を見る会、安倍政権の酷さだけでなく(それにしても改めて酷いなと思うが)、マスメディアの取材スタンスについても新しい視点から取り上げているのが新鮮だった。

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2020年07月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

既に報道されている内容だけなので、新情報目当てなら読む必要ないです。まとめサイトの書籍化な感じ。まあ、識者の意見で補強はしていますけど。

経緯 P8-
総理は、通常ぶらさがりには応じないのだったような。なので、対応したのはちょっとめずらしい。P117 で追加情報あり。
3章 消えた明細書
なんで、議員が官庁へ家宅捜索をできるように法整備をしないのかと。一般人なら、警察が踏み込んでくるのに。
P91- 旅行を仕切るには、資格が必要ですが、事務所は旅行業法は大丈夫なの?まがりなりにも、旅行会社を噛ませているから良いのでしょうか。
4章 記者VS安倍官邸
P112- 記者クラブの記者は、まるでかつてのMOF担。
P127 キャップ=キャプテン くらいは説明すべき
P137 菅氏は自著を引用されたけど、スルー。とぼけたのか、素で忘れていたのか、ゴーストライターだったのか。
5章 消された名簿と黒い友達関係
P161 古賀茂明氏の談話。うろおぼえなのですが、著書で法務省の役人は法曹資格があるので、天下りは意識しない。よって忖度みたいな不正も無いって書いてあったような。
6章 終わりの始まり
P196 官邸の会見場、背景の幕の色は総理専用色。
P204 ニコニコ動画は質問を許されたということは、官邸インナーってこと?

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2020年06月03日

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