【感想・ネタバレ】不道徳な経済学 転売屋は社会に役立つのレビュー

あらすじ

〔転売屋は社会に役立つ〕ヤク中、ダフ屋、売春婦、悪徳警官……「不道徳」な人々を憎悪し、袋叩きにする現代社会。本当は彼らこそ、国の抑圧を耐えぬき我々に利益をもたらしてくれる「ヒーロー」なのに! 自由という究極の権利を超絶ロジックで擁護し大論争を呼んだ全米ベストセラーを、人気作家・橘玲が超訳

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Posted by ブクログ

ネタバレ

リバタリアニズムという、考え方を知れたのがよかった。また、社会の悪者とされている人々を経済の視点から養護しているのが新鮮で面白かった。特に印象に残ったのが麻薬を規制する法が麻薬の末端価格を引き上げ、麻薬中毒者が麻薬を手に入れるのを困難にし、そのことが悲惨な事故、事件を引き起こしているという指摘だった。全体的に面白い内容だったがリバタリアニズムには完全には賛成できなかった。もしリバタリアニズムが実践されれば、市場の原理によりある程度は秩序が保たれるだろうが、貧困層や社会的弱者は今より悲惨な目に合うと思う。

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2022年02月03日

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