あらすじ
「コレットは死ぬことにした」の幸村アルト珠玉の短編4作が収録。京の都には、ひとではないもの達の年に一度の大レースがある(「福衛門レース」)夕方五時のメロディが小さな勇気を運んでくる(「ダンデライオン」)義弟と私が毎日交わす愛のしるし。(「愛のしるし」)これは僕と彼女のきっかけのひとつ(「六百頁のミステリー 番外編」)表題作の「福衛門レース」ほか、「ダンデライオン」「愛のしるし」、「六百頁のミステリー」の番外編など、優しさとときめきがいっぱい詰まった心温まる作品集。
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割と初期の作品集でしたか
表題作の他、短編が3作品、収録されています。京都の妖が年に1度のレースで競う表題作は言霊を操る主人公の話、もう少し読んでみたくなりました。
2作目のダンディライオンはトランペット奏者の不良?君と、吹奏楽部だったものの色々あって人前で演奏できなくなったトロンボーン奏者の女の子が音楽を通じて出会う作品で、これもお2人の続きが気になります。
あとは再婚してちょっとだけ若いモデルさんの義弟ができて、こちらはその彼と親密な関係になりそうな少女マンガ作品で、割とお目めが大きいです。
帰宅時にセットしている装置は、作者も欄外の後書きで触れていたように、正にピタゴラスイッチそのものでした^ ^;
最後の作品は別の本で全1巻にまとめられている「六百頁のミステリー」の元になった読み切りでしょうか。
こちらの本も入手済みなので、いずれ読みます。