【感想・ネタバレ】日本の心をつくった12人 わが子に教えたい武士道精神のレビュー

あらすじ

なぜ日本人の心は「金の論理」に反発するのか? 武士の魂と儒教の理念と禅の境地が結合して渾然一体となり、つくり上げられた高潔無比、純一至大の人格。聖人の道を一貫して実現させてきた日本こそ、本物の「道義国家」である。「中華」「中朝」と崇められてきた中国よりも、わが国こそが本物の「中華」であり、まさに「真中の王朝」としての「中朝」なのである。 【目次】序章 わが子に教えたい日本武士の心 中国の不幸と日本の誇り/第一章 源義経に見る「武士道」の理想と原型/第二章 時頼と時宗 為政者倫理としての武士道の確立/第三章 楠木正成に見る理想的武士像の完成/第四章 信長、秀吉と家康 異なる武将像とその歴史的意味/第五章 「制度化された武士道」とその守護神たち/第六章 反逆者としての江戸武士 大塩平八郎と大坂の乱/第七章 武市半平太 「君子」と志士としての江戸武士/第八章 明治から現代へと受け継がれる武士道精神

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Posted by ブクログ

日本人に誇りが持てる本である。
こういう教科書があっても良い。
勝手な発想ではあるが、日本の学校教育の中で、最も失敗していると思われるのが歴史の教育であろう。
無味乾燥の時系列的に習うことによって、本来、人間から作り出される人類の歴史というものが、現象や事件としておき、 暗記のための言葉として低められているのも無理はない。
そういう学校教育に対抗するように、日本の歴史の中にある12人の魅力的な人間を紹介している。
映画を見る際に、最初の場面で最もピークに当たるような映像が映し出されてから、本編の初めに戻り、後でつながるような作りがある。
そういう部分があってこそ「この場面に至るためには、その近辺はどういう因果関係であったのか?」というような興味が生まれやすい。
『日本史』という、壮大な映画を彩る主人公12人の近辺を描くことによって、その辺りの背景がどういうものであったのか?という子供たちが興味を持つ、いや、大人であっても非常に興味が持てるであろう。
これは『12人の人物を通してみる日本史』である。
もちろんそれだけの人数では足りないものも多く、仏教について触れていないのも「片手落ち」かもしれないが、それでも十分に日本というものがどういう国かというのを知ることができる。
本書を読むことで、日本人としての誇りと 持つことができ、その歴史について、もう一度勉強してみよう!と決意できるような本であったと言える。

ただ、個人的には、卑弥呼、聖徳太子、空海と最澄、蓮如、足利高氏、聖武天皇などの歴史のターニングポイントに存在したと思われる人物についての言及がなかったのが残念に思われた。
 上下巻にして、24人ぐらいに増やせばもっと納得できたのではないかと思う。
 本当は著者も、もっと書きたいところであったのに、編集者のテーマに即して、無理やりに12人まで減らした感があったので、その辺りが星を一つ減らしてみた。
それさえなければ、歴史に残すべき書籍の一つであったところが、とても残念ではある。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

1962年、中国で生まれ、2007年、日本に帰化、石平氏、初読みです。「日本の心をつくった12人」、2020.1発行。わが子に教えたい武士道精神として、源義経、楠木正成、松平定信、東郷平八郎、西郷南洲ら12人の美学と武士道の心を紹介した書です。乃木希典、昭和維新の志士、特攻隊員、三島由紀夫、一色正春(海上保安官)にも触れています。

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2020年10月14日

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