【感想・ネタバレ】1968年のレビュー

あらすじ

先進国に同時多発的に起こった多様な社会運動は、日本社会を混乱の渦に巻き込んだ。その結果生まれたウーマン・リブ(→フェミニズム→男女共同参画)、核家族化(=儒教道徳の残滓の一掃)、若者のモラトリアム化(→「自分さがし」という迷路)、地方の喪失(=郊外の出現)、市民の誕生と崩壊、「在日」との遭遇などの現象は相互に関連しながら、現代社会の大きな流れを形作っている。前史としての“60年安保”から、ベ平連や全共闘運動を経て三島事件と連合赤軍事件に終わるまでの“激しい時代”を、新たに発掘した事実を交えて描く現代史の試み。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

トランプ大統領が誕生し「Great America, again」ということを語っており、そのモデルがレーガンにあるということらしい。
レーガンが80年代にアメリカを立て直そうということ、それ以前にベトナム戦争があり、アメリカは疲弊してしまったこと。
その1968年に至るまでには60年の(日本では)安保闘争があったこと。

このあたりの系譜を理解しようと、そして現状に起きている世界的な「ポピュリズム」(ナショナリズム?)を捉えようと読みはじめた。

自分を「位置づける」、というところが印象に残っている。二十歳の原点でもよく記載があったが、とにかく「自分はどこに立っているのか」を重要視する。

とにかくもマイノリティー問題も資本主義的に回収され、革命が不可能性を持ってしまった。そこにあたり今度はPCを無視した大統領の誕生により、再度民族や宗教的差別がまかり通るようになりつつある。というようなことか?

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2017年05月28日

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