〓(スガ)秀実の作品一覧
「〓(スガ)秀実」の「1968年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「〓(スガ)秀実」の「1968年」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
1968年の新左翼の運動を、ポストモダンの諸問題があらわになった転換点として位置づける試みがなされている本です。
著者は新左翼の運動の歴史的な意義を、国家に対する反逆としてではなく、思想的・文化的なヘゲモニーをつくり出したところにあるという、グラムシ的な観点から評価しています。そして、エコロジーやフェミニズム、マイノリティの権利要求といった現代社会のさまざまな課題が明確になった歴史的な起点として、「1968年」の意義を評価しようとしています。こうした観点から、入管問題がきっかけとなって起こった華僑青年闘争委員会による日本人への告発の問題をとりあげ、津村喬によって思想的な整備がなされ全共闘運動
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
先進国に同時多発的に起こった多様な社会運動は、日本社会を混乱の渦に巻き込んだ。
その結果生まれたウーマン・リブ(→フェミニズム→男女共同参画)、核家族化(=儒教道徳の残滓の一掃)、若者のモラトリアム化(→「自分さがし」という迷路)、地方の喪失(=郊外の出現)、市民の誕生と崩壊、「在日」との遭遇などの現象は相互に関連しながら、現代社会の大きな流れを形作っている。
前史としての“60年安保”から、ベ平連や全共闘運動を経て三島事件と連合赤軍事件に終わるまでの“激しい時代”を、新たに発掘した事実を交えて描く現代史の試み。
[ 目次 ]
第1章 先進国の同時多発的現象(現代は六八年に規定
Posted by ブクログ
トランプ大統領が誕生し「Great America, again」ということを語っており、そのモデルがレーガンにあるということらしい。
レーガンが80年代にアメリカを立て直そうということ、それ以前にベトナム戦争があり、アメリカは疲弊してしまったこと。
その1968年に至るまでには60年の(日本では)安保闘争があったこと。
このあたりの系譜を理解しようと、そして現状に起きている世界的な「ポピュリズム」(ナショナリズム?)を捉えようと読みはじめた。
自分を「位置づける」、というところが印象に残っている。二十歳の原点でもよく記載があったが、とにかく「自分はどこに立っているのか」を重要視する。
Posted by ブクログ
1960年代の学生運動・社会運動が、2000年代とどう結びついているか、を描こうとしている本。
読者を選ぶ本。単行本にして、用語解説や脚注をいっぱいつけてほし。そうしないと私のような入門者には分からない言葉が多すぎる。(たとえば、サバルタン ってなんだ?)
ディテールはほとんど理解できない。たとえば、『爆弾男(って誰それ?)牧野はアナーキストで、新右翼にシンパシーを抱いていて、しかも三菱重工か商事の会長の息子で広告代理店などを立ち上げた(失敗した)』 ということから、ドイツのナチズムとイタリア・ファシズムとスターリニズムを内包 って結論しているけど、、、それ短絡的過ぎないか。そもそもナ