あらすじ
白井有梨にメールを送り続けていたストーカーは死亡し、事態は解決したと思われた。だが、Sからのメールは止まらなかった。死んだのはSではなかったのか!? 依然正体のわからないSは、いったい何者なのか? 本庁警備部から派遣されSCSに加わった岸川は、有梨の事件に関して何かを調べているようだが……。衝撃の真相まで一気読み!!
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Posted by ブクログ
一概にストーカーといっても様々なパターンがある事をこの本を通じて知ることができた。1つ1つの事件を解決していく中で、主人のストーカーについてのストーリー展開があり次はどうなるんだろう?と次を期待させるような文章構成でとても読みやすかった。
Posted by ブクログ
事件後職場復帰した白井有梨。ストーカーは死んだはずなのにまたメールが届く。Sは他にいるのか。新しくSCSのメンバーになった岸川は有梨について調べているらしい。有梨を狙うSの正体とは…。
大高絵麻の事件(元交際相手のDV男から殺害予告を受けた女子高校生)、小原雅代の事件(手紙による脅迫を受けた女性大臣)、冬野未来の事件(男性教師からストーキングを受けた女子高生)、そして白井有梨の事件の4話を収録。
大高絵麻の事件は本当にありそうで怖い。ストーカーをするまで思い詰めた人間は何をするかわからないし、実際似たような殺人事件も多い。冬野未来の事件と対照的だなと思った。男性が女性にするイメージが強いけれど、思春期に関しては男性より女性の方が思い込み強い場合もあるかも。この話は奥さんが強さが印象的。旦那わりとしょうもない。白井有梨の事件は終わり方がホラー映画みたいだった。