あらすじ
◎トップ1%はこう考える!
大分の県立高校から
独学でハーバードに現役合格&首席卒!
世界最高峰のジュリアード音楽院も首席卒
◎世界トップに学べ!
ハーバード流で最高のパフォーマンスを引き出す
?受験や仕事に即役立つ59のルール?
【著者より】
“Out of comfortable zone”という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると「快適なゾーンから出る」、つまり現状に安住することなく新しいことに挑戦する、という意味です。
私は生まれ育った大分県大分市の公立高校から米ハーバード大学に現役合格して、いわゆる「首席」で卒業しました。
その後進学した米ジュリアード音楽院も首席で卒業して、現在はニューヨークを拠点にバイオリニストとして活動しています。
また、ニューヨークにて音楽コンサルティング会社を起業し、CEOも務めています。
私は18歳でハーバードに入学するまでは、海外生活や留学の経験はありませんでした。
塾に通ったことすらなく、通ったのは公立小中高のみ。
普通に大分で暮らし、大分の学校に通っていた私にとって、突然アメリカに渡ってハーバードに入ることはまさに“Out of comfortable zone”でした。
入学後は大分での日常が一転、驚きの連続。
いちばん驚かされたのは、ハーバード仲間の「知的好奇心」と「思考力」の高さです。
友人と食堂で交わす会話1つとっても、ただの雑談とは違いました。
“超”がつくほど専門的な生物学の話だったり、投資会社が駆使する応用数学の数式の話だったりするのです。
しかも、一度1つのトピックについて話し始めると、かなり突っ込んだところまで共に熟考させられる。
しかし不思議なことに、最先端の生物学や応用数学の話でも、ハーバードの仲間が話すと堅苦しくも退屈でもありませんでした。
むしろ、1時間でも2時間でも議論を交わしていたい、と思わされる魅力がどこかにありました。
ハーバードの仲間と話しているうちに、私は「考えること」の楽しさに気づかされました。
考えるたびに新たな発見があって、それを友人と意見交換しているうちにまた次の発見が生まれる、このワクワクする好循環。
ジュリアードへの進学も、卒業してからの起業も、ハーバードで鍛えられた考える力が導いてくれたと思っています。
かといってハーバード生は、まるで違う世界に住んでいるというわけではありません。
私たちと同じ世界で同じものを見ているのに、あふれるような好奇心と考える力で、心がドキドキと高鳴るような発見をしているのです。
本書が、皆さんにとって“Out of comfortable zone”と思えるような知的冒険旅行のガイドブックとして役立つことを著者として祈っています。
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Posted by ブクログ
感想
えげつない経歴の著者。その著者が提示する「考える力」。考える力の真髄が覗けるような気がして手に取った。
TODOリストなど意外と地道な内容で少し拍子抜けしたところもあったが、むしろこれほどの能力の方がこういったことを大事にされているということは、やはり基本的なことが1番大事だと再確認できた。
著書の内容を実践して成長したいと思う。
以下、覚えておきたいところ雑まとめ。
第1章
成績=存在価値
ハーバードでは発言しなければ評価されない。
同じではだめ。意地でも人と違う発言を。
第2章
問題解決の「2つの準備」と「4つのステップ」。
準備1 直面している課題についてできるだけ多くの情報を集める (情報が不可欠)
準備2 いつまでに解決すべきかという締切を設定する (締切で緊張感)
ステップ1 ゴールを決める
ステップ2 中間目標を決める
ステップ3 中間目標をクリアするためのタスクを書き出す
ステップ4 今日できるタスクを「TODOリスト」に落とし込む
※大きな目標は細分化することでモチベーション維持につなげる。
煮詰まった時は何も考えない時間を作るとアイデアが浮かぶこともある。
第3章
1つのタスクに集中して5分間で終わらせる
空白の5分間を作ることも良い頭の体操になる。
場所、時間、環境を最適化する
限界を超える経験で地頭力は鍛えられる
脳のキャパは有限なので不要な情報は入れない。
ネット動画はTODOリストを終えたご褒美に。
本当にやりたいことを洗い出す3ステップ。
1.今日のTODOリストを全部洗い出す。
2.自分と向き合い、人生の理念と目標を確認する。
3.人生の理念と目標を達成するために何をすべきかTODOリスト化して実践する。
第4章
作文のテンプレート
導入、本論1、本論2、本論3、結論。
書き方3ステップ
ステップ1 箇条書き
頭に浮かんだ書きたいことを片っ端から箇条書きする
ステップ2 下書き
作文のテンプレに従って並び替える。
ステップ3 仕上げ
読み手を具体的に想定しながら書くとよい。
第6章
自分の解釈を持つ。自分の意見が言えてこそ一人前。
同じことに変化を加えてみる。
ゾーンに入りつつ、メタ認知(現在進行形の自分の思考や行動を、もう1人の自分が客観的に把握すること)を発動させることができれば最強。