【感想・ネタバレ】天国と地獄~悪漢記者~のレビュー

あらすじ

ヒマネタが一転、特ダネスクープに!! 「週刊超真相」の佐久間が体験取材している最中、超高級シニアレジデンスが占拠された。格差に憤怒する侵入犯たちは、元医師、元警官、元過激派など多士済々。「宝の山かよ!」と、佐久間が取材を進めると、施設の若い職員たちも、ある計画を企てていた。「人生一発逆転!」を目論んだ彼らの行く末は。成就か!? 破滅か!?

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Posted by ブクログ

安達瑶『天国と地獄 悪漢記者』光文社文庫。

シリーズ第3弾。今回も現代の世相を背景に三流週刊紙のヤサグレ記者の奮闘を描く。余りにも世相を反映し過ぎて、佐久間と清乃の活躍が余り目立たず、エンタメ性が低くなっているのがちょっと残念。

週刊誌の売れ行きが伸び悩む中、『週刊超真相』の編集部でバズーカと呼ばれた記者・佐久間は、清乃と共に超高級シニアレジデンスで体験取材を行う。金持ちしか入れないシニアレジデンスで優雅に暮らす老害たちの生態と彼らが駄目にした日本社会……

日本の雇用制度を根底から破壊し、貧富の格差を拡大させた大バカ野郎がモデルの、プライドだけは高いという最悪の陰湿で頑固な老人・滝中が台風の目となり大騒動を巻き起こす。

本体価格800円
★★★★

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2021年08月19日

Posted by ブクログ

なかなか楽しめた作品。かなりごちゃごちゃした印象があるが、打倒滝中という1本の芯があるのでブレているというわけではない。そしてそのごちゃごちゃ感が良いダシになっていて良い。タイトルは悪漢記者とあるがもはや悪漢ではない。

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2021年11月10日

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