あらすじ
世界的なイノベーションが生まれる街は、もはやシリコンバレーだけではない。
大手IT企業の顔色をうかがうスタートアップが増えてきたシリコンバレーは、
むしろイノベーションを生む力に陰りが見えてきているともいえる。
今は世界中で"次のシリコンバレー"と目される国や都市が続々と出てきている。
本書はそんな「ネクストシリコンバー」の現状や今後に加え、
日本企業との協業も踏まえて分析・解説したものだ。
取り上げるのは、特にスタートアップで勢いのある、イスラエル、インド、ドイツの3カ国。
それぞれのスタートアップは、独自の文化を持ち、魅力にあふれ、将来に期待できる。
「ネクストシリコンバレー」は、何がどうすごいのか。
GAFAやBATHといった世界を席巻する企業の“次”はどこになるのか。
日本企業が協業すべき相手はどこで、どんな方法なのか。
本書はグローバルビジネスで成功するためのヒントが詰まっている。
革新的なビジネスにつながるきっかけをつかんでもらいたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
30代男性
時価総額高騰のテスラに興味をもち、シリコンバレーという言葉に、惹かれて読みました。
シリコンバレー以外で、スタートアップ企業が多く生まれる地をネクストシリコンバレーとして、イスラエル、インド、ドイツの3ヶ所を、それぞれの地域文化と生まれた企業の紹介がされている。
時は金なり。新しい革新を探すのにも時間がかかるため、出資者も起業家も信頼を得た人物にしか情報を流さないということで、日本人が苦手なコミュニケーションが求められていると感じた。
Posted by ブクログ
今から日本企業がシリコンバレーに行っても入り込む余地は少ないそうです。次のシリコンバレーと言われるイスラエル、インド、ドイツを現地を良く知った専門家が解説してくれます。国民性に合わせた人脈の作り方からスタートアップの目指す方向性の違いなどまで、実践的な内容で参考になります。
Posted by ブクログ
世界的なイノベーションが生まれた街「シリコンバレー」の次に来るといわれる、イスラエル・インド・ドイツの3か国を解説した一冊。イスラエルでは何度も起業することが当たり前の文化として根付いているようで、最近は経済も堅調で、有名IT企業の多くが開発拠点を置いている。インドは毎年150万人がITカレッジを卒業するという数の論理で成長するのは確実。ドイツに関してはそもそもが発明の国として有名で、近年は優秀な移民の若者も増え、住みやすい多民族都市を形成、アートの国でもあるのでUX系も強そうだ。
Posted by ブクログ
シリコンバレーはGAFAの勝利で決着がついたとすれば次にイノベーションが生まれる都市はどこなのか?そんな疑問への回答として3つの都市を紹介した一冊。イスラエルやインドは聞いたことがあったのだが、ベルリンは恥ずかしながら完全にノーマークだった。N26も初耳。アングラ、アート、多様性、マイクロアントプレナーなどの独自色が面白い。僕も憧れだけで終わらないようにまずは日本で精進しなければ。