あらすじ
リクルート→livedoor→LINE→ZOZO
日本的な大企業から外資系、ベンチャー企業を渡り歩く中でわかった、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項。
それは結局、新人時代に教わった仕事の基本でした。
「風邪を引いたら、休むべきか?」
「ミスをしたとき、どうすればいいのか?」
「これからの時代に生き残るために、なにを学べばいいのか?」
Twitterフォロワー21万人。「新R25」「NewsPicks」掲載の仕事論でも話題を呼ぶ田端信太郎が、
働くきみの率直な疑問に、本音でこたえます。
★こんな方にオススメ
- 仕事の基本を学びたい、入社1年目の方
- 自分の仕事の姿勢について振り返りをしたい、入社4~5年目の方
- “当たり前のこと”の伝え方に悩む、上司・先輩・メンターの方
【「はじめに」より】
これからビジネスの世界に飛び込もうとしているきみに言いたいのは「この世界は広く、自由で、なによりも楽しい」ということです。
ビジネスの世界に飛び込むのは、映画の「パイレーツ・オブ・カリビアン」や漫画の「ワンピース」の世界に飛び込むようなものなのです。
この先の大海原には、ものすごくエキサイティングなことがあります。
おもしろい人も、わけがわからない人もいる。それこそ孫正義や、前澤友作のような一代で海賊王になったようなレジェンドたちもいるのです。
ビジネスの世界を追求していくと、きっと、めくるめく刺激的な物語がきみを待っています。
ただし、そのために必要なことが、たった一つだけあります。
会社に居続けて出世を目指すにせよ、転職をしてキャリアアップを目指すにせよ、独立・起業をするにせよ、ビジネスマン同士の「ルール」「マナー」「お作法」をおさえておかなければならないということです。
「社会人として自分はやっていけるのだろうか?」そんな不安を抱えたときに、そっと手を差し伸べてくれるのが本書です。田端信太郎さんが実体験をもとに解説する「どんな業界・会社でも通用する仕事の基本」は、読むだけで視界が開けるような安心感を与えてくれます。
本書の魅力は、具体的なアドバイスの数々。「ミスをしたときはどうすればいい?」という疑問に対する解答は、単なる教訓ではなく、実践可能な行動指針です。また、「風邪を引いたら休むべきか?」といった日常的な疑問にも、読者目線で丁寧に答えています。
私自身、社会人になりたての頃、この本に何度も助けられました。仕事に追われる中で、焦りから基本を忘れがちになることもありますが、本書を開けば「まず大切なのは基本だ」と気付かされます。入社1年目の方から、成長の壁に悩む中堅社員、後輩を指導する立場の方まで、幅広い層に響く内容です。
迷いや不安を抱えたときに立ち返れる「教科書」として、あなたの本棚に1冊加えてみてはいかがでしょうか?
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
・プロは勝負所で休まない
→大事な局面でのうっかり遅刻や欠席は、絶対にしない
→ここ1番で参加できないと、それだけで残念な人扱いされる
・欠勤する場合は、仕事の状況報告と今後と対応策を述べよ
・ミスっても、傷ついても、恥ずかしくても、会社は休むな
・26歳までは若さの切符が使える。ミスを許されるし、雇われやすい
→27〜28歳までに「自分はここで勝負する」を決めろ
・おっさんはメンツが8割
→上層部ばかりを気にして、窓口や現場を無視すると、長期的に信頼を失う
→根回しは入念にやれ
・昭和のノリで親父を転がせ、いざという時に守ってもらえる
→年長者にお酌に行く
→奢ってもらったら二度お礼をする
→うまそうにたくさん食べる
・できる幹事は、、、
→関係者や部署の都合を考えて予定を組み立てられる
→美味しいものを食べさせられる、そういう人について行きたくなる
・会社は学校ではない
→パクリも根回しも、なんでも使え
・相手の状況を想像して連絡しろ
→相手が心地よい時間と手段であぽをとれ
・何が決定事項で、何がそうでないのか?のファクタとオピニオンを区別せよ
・情報のみならず、手と足で現場から感覚を掴みに行け
→僕はやるべきことをやってきました!と堂々と言える
・ビジネスでは「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」の方が重要
・議事録は徹底的にこだわれ、出世の一番の近道だ
Posted by ブクログ
『これからの会社員の教科書』要点まとめ
この本は著者である田端信太郎さんが、社会人生活20年の中で見つけた、サラリーマンとして、どんな文化の会社であっても必ず評価される共通項をまとめた本である。
まさに、これからの時代の会社員がどう生きていくべきかをまとめた「教科書」
■Chapter1:「人並み」を目指すか、「プロ」を目指すか
・まず、「どこ」を目指すかによって、行うべき仕事の基準は大きく違ってくる。
「プロ」を目指すのであれば、周りと同じ基準で働いてはいけない。
普段からきちんと働くことは当たり前ではあるが、勝負所をきちんと見極め、ここ一番で最大限の力を発揮することも必要である。
・仕事を頼まれた時は以下の2点を必ず確認する
①ゴール:どうなったら成功か
②制約条件:使える費用、納期までの時間、動員可能な人材等
■Chapter2:「伝え方」次第で結果は180度変わる
・報連相の際は、相手の状況や心境を想像して行う。
・報連相は、質と速さにこだわる。
-質:ファクトとオピニオンを明確に分ける。主語を明確にする。
-速さ:一言でもいいので、返信はすぐ行う。
・上司への質問は、仮説を持ち、クローズドクエスションで行う。
■Chapter3:「単純作業」に仕事の真髄がある
・誰にでもできる仕事ほど、上司の期待を超えてやる。そこにオリジナリティが生まれる。
・会議に出たら、「どうすればその場に一番貢献できそうか」を自分なりに考えて行動をする。
・新人の出世への一番の近道は「議事録」
→上司に会議の理解度や、情報の整理力・編集力をアピールできる。
また、会議の内容を会議に出ていない人に時間を短縮して伝えることができるので、会社の生産性を上げることに繋がる。
■Chapter5:「社交スキル」は一生モノの武器になる。
・服装や礼儀、敬語をナメるな
→印象に大きく影響をするので、こんなところで損をするのはもったいない。
世の中には礼儀を大切にする人はたくさんいる。使える武器は使わないと。
また、ビジネスは結局人と人の付き合い。だからこそ、人と良好な関係を築くためにできることを全て行うのがプロ。
■Chapter7:「情報収集」がきみのオリジナリティになる
・「現場・現地・現物」にこそ価値がある。
→実感、体感が積み重なっていくと、直感的に物事がわかるようになっていく。
・アウトプット前提で本を読め。
→本に限らずだが、ただ漠然と学んでも意味がない。学んだらすぐにアウトプットする癖をつけておこう。
■Chapter8:「経済・法律・歴史」はビジネス世界の共有言語
・特に上流クラスの人と話すほど、教養の重要性が高まっていく。
最低限理解すべきポイントも押さえておかないと「そんなこともわからないのか」と思われ相手にすらしてもらえない。
Posted by ブクログ
度々twitterで炎上しながらもNTTデータ→リクルート→ライブドア→コンデナスト・ジャパン→LINE→ZOZOと時代に合わせて渡り歩いてきたスーパーサラリーマン、田端氏の仕事術。氏の著作には「ブランド人」になれ、という本もあるのだが、「これからの会社員の教科書」はもっとコンサバに仕事人としての常識を若手ビジネスパーソン向けに書いた本である。なるほどな、と思った箇所としては、
・単純作業の積み重ねが「迫力」を生む→自分で手を動かして、情報収集して法則を掴むことが大切
・チームで勝つことと自分が目立つことのバランスを取る→長島監督やジョーダンのように自分が目立って、チームも勝つというのが理想
・ロジックで勝てると思ってるやつは0点→否定するのであればせめて代案を出す。ロジックは材料にすぎない
・仕事のためのアウトプット前提で本を読め→ネットはおかずで本は主食
・縮小均衡より拡大均衡→プロフェッショナルになりたいのであれば、大きく使って、その分稼ぐ
Posted by ブクログ
チームで仕事をするというハーモニーを奏でながら
自分の存在感を示すにはどうしたらいあか
→相対的にかけている部分を探す
→自分が補えそうな部分を探す
報連相の際は
相手の状況や心境を想像して行う。
報連相は、質と速さにこだわる。
質:主語を明確にする
速さ:一言でもいいので返信はすぐ
単純作業に仕事の真髄がある
誰にでもできる仕事ほど上司の期待を
超えてやる。そこにオリジナリティが生まれる。
社交スキルは一生もののスキル
服装、礼儀、敬語をなめるな
現場・現地・現物にこそ価値がある
アウトプット前提で本を読め
経済・法律・歴史はビジネス世界の共有言語
上流クラスの人と話すほど
教養の重要性をが高まる
当たり前のことを当たり前にこなす
重要さ
Posted by ブクログ
初めて田端さんの本を読みました。
置かれている環境が違えど、勉強になりました。
その中でも印象に残った事が2つ。
1つ目、信頼を勝ち得るには。
「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」の方が重要。普段の仕事でも同じ事を感じる時がある。
この人の言う事なら、逆にあの人の話は、的な。
普段の取り組みや姿勢が評価されれば、自ずと信頼も付いて来る。関わる人全員にそう思われないと行けない。
2つ目、実感や体感が積み重なっていくと、直感的に物事が解るようになる。
大きさは違えど、以前比べて直感で見える事が増えてきた。現在の自分の枠から少しづつ外に出て、色々見て感じて、実際に興味を持ってやってみる事が重要だと再認識出来た。