【感想・ネタバレ】1LDK、そして2JK。IV ~3つの結末、それは4人の未来~のレビュー

あらすじ

「いってきます」無自覚に声に出してからハッとする。当然ながら、返ってくる声はない。奏音とひまりの会話が聞こえないと、やっぱり俺の部屋は静かだな(本文より)。

27歳サラリーマンと2JKによるひと夏の物語は、いよいよクライマックスへ。
ひょんなことから身を寄せ合い、共に暮らしてきた3人。
それぞれの夢や希望や心残りやほのかな気持ちは、もう1LDKには収まりきらないほど大きくなり、未来へと飛び立つ勇気をもたらした。

それぞれの決断は、物語の結末はいかに?
読めば納得、きっとお気に入りの結末が見つかるはず。

人気沸騰ホームコメディ、完結編、だけど…、
「夏休みが終わるまでは、一緒にいても良いですか?」

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ネタバレ

ひまりも奏音も、磯部や佐千原さんも、そして友梨と和輝にも怒濤の展開があった筈の、3人暮らしの最後の数週間。
ひまりの件は「犯罪」である事を誰も否定できないのに、善人しか登場しない優しい世界。
そんな世界の中でも、それぞれの想いは様々あれど、誰も感情的に荒れる事もなく静かに噛み締める様に生活を送り、巣立っていくのは何とも言えぬ清涼感。

後日談として、他の色々はさておき、ひまりがイラストレーターになる夢を掴めたのは好かったかな。
本編だけで終わっても好かった気もするけど、3通りのエピローグ、最初は蛇足とも感じたけど…

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2024年07月28日

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