【感想・ネタバレ】吉本隆明 思想家にとって戦争とは何かのレビュー

あらすじ

60年安保闘争や全共闘運動など、戦後の学生・労働者闘争に多大な影響をもたらした吉本隆明。国家論や言語論など、多岐にわたる彼の思想の原点には「戦争体験」があった。戦後思想史の巨人を読み解く、新たな視点を提示する。

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Posted by ブクログ

94 おそらく誤字 吉本が「古本」になっている


26 言語の2面性
指示表出=言語は、音や時空間、社会的習慣の影響を受けて、媒介的に成立する。

☆自己表出=すべての間接的・習慣的なものから脱して、言語それ自身自律的で、自らを動かすような「表現」。
82 そこでは言葉同士の微細な変化や、韻律の響き合い、さらにはそこに表現されたイメージの分裂と融合だけで、詩の新たな次元を拓こうとする。


50 共同幻想論→上部構造の自律性を主張
人間関係の三つの位相
・共同幻想=上部構造
・自己幻想
・対幻想=他者との一対一の関係、異性との関係(肉体関係の有無は問わない)、家族的概念

119 エルンスト・ヘッケルのテーゼ
胚胎が成長する過程は、それまで生物が進化してきたあらゆる段階と類比的関係にある。

122
アジア的段階=部族国家、弥生時代
アフリカ的段階=縄文時代

123 段階とは、空間と時間を繋げ、共に考えることができる歴史哲学的な指針である。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

すでに存在しないと思われるヨシモト・ワールド入試用の総まとめ本という印象。主要事項を小冊子によく詰め込んであると思う。おそらく団塊世代のご老体たちが読むのだろう。

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2025年10月14日

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