あらすじ
恋愛ロマンス小説の代名詞「ハーレクイン」はどう読まれ、書かれてきたか。ヒロインとヒーローの変遷、フェミニズムとの攻防……偉大なるマンネリ小説からアメリカ社会を読む。
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Posted by ブクログ
なんでハーレクイン・ロマンスはあいも変わらず読みつがれているのか。いつもいつも同じような筋書きらしいのに、飽きずに毎度毎度、発売を待ち構える読者がいるのはなぜか。いったい何がいいんでしょうか?
このような疑問に大真面目に答えてくれるのが本書である。文学研究者たる著者(おじさん)が10年もの研究期間の成果をもとに書いたものであるから、資料と分析は確かである。
ハーレクイン・ロマンス誕生以前の女性向け小説および女流作家の系譜もきちんと押さえられ、現代にいたるまでの流れがよくわかる。
そして、おじさんであるゆえにハーレクインを読む女性の心理も客観的に分析されている。
終盤はハーレクインを読まねばならない女性の理由も解明され、ちょっぴり切ないところもあった。