あらすじ
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神社の動物に隠されたひみつ。
動物がもたらすご利益とは――?
神社を訪れると、狛犬やキツネなど様々な動物の像を見ることができます。
「どうして動物がいるのか?」
不思議に感じている人も多いことでしょう。
これらの動物は神に仕えるものと考えられ、神使あるいは眷属(けんぞく)といわれています。
姿を現さない神々の代わりに、ゆかりのある動物が神の意志を人々に伝えると考えられてきたのでした。
本書は神使として祀られている54種類の動物の由来やご利益、動物を大切に崇めている日本全国約162の神社を紹介しています。
その動物たちは様々。
そして動物たちに込められている願いも様々。
諸願成就、商売繁盛、金運向上、盗難・火難除け、魔除け、厄難消滅、安産・子育て、縁結び、祈雨・止雨、病気平癒、交通安全、天下泰平、延命長寿、開運・招福……etc.
身近な神社に意外な動物が祀られていることに驚くはずです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
神社にまつわる動物達。今までそこまで深く考えた事は無かったけれど、どんなご縁があってその神社にまつわるようになったのか詳しく丁寧に書かれていた。
知っているようで知らない話が沢山あって勉強になった。神社にお参りに行った時は周りもゆっくり見てどんな動物が居るのか確認したいと思う。
Posted by ブクログ
ちょうど明日神社に行くので所縁の動物はあるかな?と見てみたら、その動物がいる理由、その動物である意味が書かれ、こりゃうんちく仕込むのにちょうどいいわ!と読み耽ってしまった!
面白い。
Posted by ブクログ
神社巡りは趣味ではないけれど、お参りの時にはそこにいる動物達につい見入ってしまう。古来日本人は動物を神聖視してきたとあるけど、神社の動物とは言え特別に見てしまうのはやっぱり自分にも日本人のDNAが流れている!とか思ったり…
本書をパラパラ見ているだけで、ご利益まではいかずともヒーリングパワー(とりわけキュートな動物の)を授かれそうな気がしてくる笑 古より崇められし聖獣巡りにいざ参らん!(誰)
以下、各章で印象深かったご聖獣方…
戸部杉山神社(神奈川県)の願掛け狛ネズミ:狛犬もいれば狛ネズミもいるのかとそこからビックリだったが、一番驚かされたのが回る台座。設置された理由には拍子抜けするが、つまみたくなるほど丸々としたフォルムが台座の上でくるくる回る画には頬が緩みっぱなしになる笑 (そしてネズミに限らず他にも多種多様な狛アニマルズがいる事を後で知るのであった)
福岡神社(鳥取県)のタコ:はるか昔に巨大なタコが嵐に見舞われた船を助けたという伝承に基づき、一対の石像が奉納されているという。石板の上に無表情で乗っかっている彼らが不気味だけどジワる笑
蛸舞式神事も気になった。
田島御嶽神社(埼玉県)のライチョウ:「神の鳥」と呼ばれるだけあって、伸びやかで堂々としている。高山に棲む故に江戸時代からお目にかかる機会がなかったらしいけど、今や絶滅危惧種なのか…本当に神に召されないよう、お参りの時には彼らの事も祈らねば。
水天宮(東京都)の河童:「妖怪ですよね?」もさることながら、彼らの言い伝えの中に戦国大名が登場したりと、どこからツッコんで良いのか分からなくなった。誰か徹底取材してくれていないかな?笑
ユニークなおみくじがあったりして、思い出作りにでも行ってみたい神社もちらほら。動物だけかと思っていたけどこういう楽しみ方もあったのか。
あと動物にちなんだ絵図に時折作品名が書かれていないものもあった。どれも面白いタッチだったから、第二版が出る際には是非…!(誰part.2)
かおるひめさんのレビューで気になり、今回手に取ってみました^ ^ 改めて本書をご紹介いただき有難うございました!!お寺の方も追って読みます♪
Posted by ブクログ
神社の霊獣や動物との関わり、由来を分かり易く紹介。
序章 どうして神社に動物がいるのか?
第壱章 陸の生き物・・・キツネ、サル、オオカミなど、20種。
第弐章 水辺の生き物・・・カメ、タイ、コイ、タコなど、11種。
第参章 空の生き物・・・カラス、キジ、タカ、ツルなど、14種。
第肆章 霊的な生き物・・・狛犬、龍、鬼、シーサーなど、9種。
もっと知りたい!動物の話①~④
さくいん、取材協力一覧、参考文献有り。
神社での、生き物たちとの関わりと由来を説明し、
日本では、これだけ多くの生き物が祀られていると
いうことをしみじみと認識させてくれる内容です。
身近にあった自然に神を感じた、日本人。
自然の中に身を置く生き物たちを、目に見えぬ神に仕える
神獣、眷属として捉えました。害を与えるものも、
恵みを与えるものも、祀られ、敬う存在になりました。
その対象は、なんと多くの生き物たちの数々。
ヒツジにリス、ムカデ、マグロ、タイは、初めて知りました。
その理由は、祀られる地域、災害、疫病等もある。
祀られ始めた時期も、遥か昔から、或いは近年と様々。
平易な文章と味があるイラストで、広く浅くだが、分かり易い。
また、紹介されている神社に、実際に行ってみるのも良いかも。
柳森神社のタヌキ(おたぬきさん持ってます)と
二見興玉神社カエルの像の多さは、圧倒されますもの。
Posted by ブクログ
狐や鶏、牛や狛犬など有名どころの神使から、百足や鮪といった神社に縁があるとはおおよそ想像のつかない動物まで、実にさまざまな生き物についてまとめられている。特に百足が坑道の形に似ているから鉱山で祀られているという話はびっくりした。全国津々浦々、色々な神社が登場し、知らない場所もかなりあったので、近くに行く機会があったらお参りしてみたいと思った。
Posted by ブクログ
本を読んでいて、思い出した事。
大國魂神社の烏団扇は、寿司めしをさます時にパタパタ使ってました。熊野大社の勝守りは、頼まれて大量に買って帰ったなぁ~。
江戸時代お女郎さんの約束に使われていた
「牛王宝印」約束をやぶったら、烏が死ぬシステムって、どこから?
「うそ」は可愛い鳥で、おみくじを咥えてピョンピョンもって来てくれたのは、上野の天満宮だったかしら?
鎌倉の銭洗い弁天さまの宇賀神さまは、キュートで好きです。
備忘録として、吉祥寺の井の頭公園の弁天さまはへび年の3月に御開帳。2025年。
写真も良いけど、絵が好きだわ~。
神社と2冊大切にしましょ。