あなたが「結婚式」を挙げるとしたら、何を求めますか?
価格?華やかな会場?豪華な料理?
それとも、式の内容に拘りたいですか?
ふんわりとした空気感は右に出るもの無し!!『孤食ロボット』の岩岡ヒサエ先生が描く、ウエディングプランナーの物語です。
この物語の主人公は、フリーのウエディングプランナー 猪名川こよみ。
大手ホテルのブライダルスタッフから独立し、自分で何でもこなすやり手です。
彼女の元には結婚式にこだわりのある人から漠然としたイメージしか抱けていない人まで、様々なカップルが訪れます。
そんなカップルにこよみは
「2人の馴れ初めを教えてください」ではなく、「お2人の生まれてから覚えていることをお聞かせください」と話を始めるのです。
その人が何を大切にしてきたかを知り、そこからその人のためのプランを考えるのです。
第1話でこよみが提案したのは、幼い頃から本のある空間が好きな新婦と本を読む事が好きな新郎という、「本が好きである事」が共通しているカップルへの「図書館ウェディング」!!
本好きな私としてはとても憧れるプランです。
壁一面の書棚に並べられた本と横スライドする梯子をバックに結婚式なんて…素敵じゃないですか?
こよみは色々と手を尽くし借りられる図書館を探しますが、図書館は営利目的であってはいけないために貸し出し禁止であったり、飲食で本が汚れる可能性があるから貸せない…と、中々実現に漕ぎつけることができません。
それでも諦めずにいたところ、場所を提供してくれる私設図書館が見つかったのです!
提供してくれる図書館側の想い、プランナーの想い、式を挙げる側の想いがひとつになり、素敵な結婚式が執り行われる事に!!
カップルの人生に真摯に向き合い「結婚式」という人生の一大イベントを“最高の1日”とするべく奔走する彼女の姿を見ていると、読んでるこちらも幸せにさせてもらえる気がします!!
是非この作品を読んで、今日を“最高の1日”にしてみてください!!
感情タグBEST3
主人公のお客様の気持ちや性格など聞きその人たちだけのオリジナルの結婚式をできるように奮闘している姿に感動しました。図書館での結婚式素敵でした。
Posted by ブクログ 2020年02月02日
ウェディングプランナーのこよみさんが一生懸命で素敵。
元同期の篠山との関係はどうなっていくのかな。
最終話で、こよみの抱えているものが見えて辛かった。
あの笑顔の裏にそんな思いがあったなんて。
この話は、登場のカップル切なくて。
さて、2巻が出るのが楽しみだ。
Posted by ブクログ 2021年11月21日
ウェディングプランナーの話。
要望を通して夫婦の理想を叶えていく。
青臭いところもあるが相手の希望をいかに叶えていくか熱量を感じた。
もう少し裏側を詳しく知りたくなった。
ウェディングプランナーとして依頼人の最高の結婚に花を添える主人公。
フリーの身でありながらまい進する。
いろいろ難しい世の中で結婚式に対する意識も変わって来てる中この話をよんで心が温かくなった。