あらすじ
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「バブル建築」とひとくくりにされ、見て見ぬふりされているポストモダン建築
話題作50件の現況をイラスト付きで熱くリポート。
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Posted by ブクログ
本書でも繰り返し述べられているとおり、この時代の建築はその後の箱モノ行政批判に至る導火線の役割を果たしたものが多くある。確かにその過剰な装飾や形態操作、贅沢な仕上げはバブル期の経済の熱をそのまままとっているようにも見え、今振り返るとある種建築史における「あだ花」の様相を呈しているとも言える。ただ本書を読むと、今でも大切にメンテナンスされ(時に大幅な改変を加えられつつ)愛されながら使われている建物も多く、意外にも(?)時の審判に耐えていることがわかる。
どのように施工したのか想像できないほど複雑なカタチ、どうやって思いついた?と聞きたくなるカタチ…設計者だけでなく、施工者、職人さん、運営者まで生み出される時に加えられた熱量が忍ばれるような建物は、やはりそう簡単には消え去らないのだ。