あらすじ
【松尾豊氏推薦!】人工知能が社会に浸透するとき、どのような変化が起こるのか。汎用人工知能、自動運転車、仕事が奪われる、自律型兵器などをめぐる議論のほかにも、考えておくべきポイントはないだろうか。本書では人工知能に関わる論点を、技術開発者、政策立案者、ユーザ、法・倫理関係者などの立場に分けて、具体的な事例とともに整理。そのうえで、多様なステークホルダーをつなぐための対話を経て見えてきた、人工知能と社会の関係の地図を描き出す。楽観論にも悲観論にも流されない、人工知能との付き合い方を考える。
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Posted by ブクログ
AIの社会的な影響について多面的に論じている。
ただ、これからAIが実装されるうえで明らかなのは、経済的な二極分化がさらに進み、AIを使いこなす者が勝ち組、AIに使われるのが負け組になるということだ。その点に焦点を絞って新たに論を展開されることを期待したい。
Posted by ブクログ
人工知能を開発、利用、政策、法律・倫理と四つの視点でバウンダリーオブジェクトとして論じます。著者は学問と社会の関係を調整するSTS(科学技術社会論)の研究者とのことで、本書はメタ人工知能論として興味深く読めました。
Posted by ブクログ
人と人工知能の「どのように」を考えていこう。
2019年の出版なのでここで語られている状況から技術はかなり進歩しただろう。しかしここで提示された倫理の問題はより複雑になっている印象。