【感想・ネタバレ】日本はすでに侵略されている(新潮新書)のレビュー

あらすじ

北海道から南西諸島まで、急速に進む外資による国土買収。裏にいるのは、今や覇権・膨張主義をあらわにする中国だ。四半世紀前の李鵬首相の予言、「四〇年後に日本はなくなっている」を現実化するかのように、広大な過疎地や軍事要地となる島々で数多の買収劇が進行する。対する日本は何も対策を講じないまま、目先のインバウンドに浮かれている。土地所有の不明化から社会制度タダ乗りまで、溶解するガバナンスの実態を徹底検証!

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Posted by ブクログ

外国化の進む日本の現在過去から未来を考えさせられる。法改正で買いやすくなり国際的な土地の価格はまだ安い。これ程インフラ整備がされているのに……

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2021年01月08日

Posted by ブクログ

 北方領土や沖縄米軍基地、尖閣諸島など、メディアに映るものだけが問題ではない。合法的列島支配は、静かに進行している。
 子を持つ親、特に子育て世代の人たちが危惧すべき差し迫る日本の近未来像。

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2020年02月11日

Posted by ブクログ

日本の将来を危ぶむ1冊
正直者がバカを見るだけならまだしも…
この手の本を読むと、資本主義社会の限界も感じてしまう

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2020年01月27日

Posted by ブクログ

北海道から南西諸島まで、「静かなる侵略」が着々と進んでいる。私たちが知らぬ間に進む、外資による国土買収の実態を明らかにし、このままでは日本が消えかねないと警告した書籍。

現在、日本各地で外国人が土地を買っている。自衛隊基地や米軍基地のそばなど、安全保障上、重要な国土も買収されているが、対策を講じようとする議員や官僚はいない。

欧米諸国は、外資による国土買収などへの対応を変えつつある。だが日本だけは、FTZ(自由貿易試験区)、IR実施法(カジノ法)、移民法など、分野を問わず規制緩和が進む。

尖閣や竹島問題について、日本政府は抗議を続けている。しかし、他国による侵入と不法占拠は常態化したままである。政府の無策と現状追認が続き、調査も対応もなされていない。

外資による土地買収で問題なのは、市場ベースでは考えにくい、次の2つのケース。
①リゾート基地型
既存のリゾート地で、規模の大きな土地・建物を取得する。将来的にはリゾート関係者の大半が外国人になる。そしてその地域の首長や議員などになり、ガバナンスを掌握する。
②開拓村型
投資対象になりにくい奥地の廃業ゴルフ場や広大な農地を買う。隣接河川を水源地とし、太陽光発電や水力発電でエネルギーを自前で確保できるので、大量移民の受け入れ場所にもなり得る。いわば、1つの自己完結型の居住区。

樺太は、1855年の日露和親条約によって日露雑居地として帰属が曖昧になった。その後、ロシアから大量の移民が送り込まれ、やがて実効支配される。国民が住まなくなり、放置された土地がどうなるか、この歴史が証明している。

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2021年06月12日

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