【感想・ネタバレ】量子魔術師のレビュー

あらすじ

詐欺師の“魔術師”ベリサリウスは、遺伝子操作により驚異の量子解析力をもつホモ・クアントゥスの一人。その彼が依頼されたのは厳重に警備された“世界軸”ワームホール・ネットに宇宙船、それも艦隊まるごとをひそかに通すことだった! ベリサリウスは一癖も二癖もある仲間を集めて、手始めに陽動作戦を展開。量子もつれを用いて世界軸を支配する巨大国家を煙に巻く世紀のコンゲームに挑む――『三体』の劉慈欣が推薦する傑作宇宙アクションSF

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Posted by ブクログ

コンゲームもの。
仲間を集めたり、だまし合いをしたり、SF らしく宇宙戰をしたりなど、欲しいものはちゃんと入っている感じ。
キャラクターもとんがっていて良かったですね。
楽しく読めたけれど、やはりというか、概要程度でも量子力学の基礎ぐらいはわからないと難しい内容かなぁという印象も。

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2020年10月03日

Posted by ブクログ

こっそりと艦隊をワームホールに通過させる依頼を受けたベリサリウス。彼は詐欺師だ。なぜ詐欺師にこんな依頼をするのだろうという疑問はあるが、物語の肝はそこじゃない。ベリサリウスが特殊な技能や知識を持った仲間を集めて目的を果たすところが面白いのだ。悪いことする連中なので、多少の裏切り行為を織り込んでおかないと作戦は成功しない。裏をかき、裏の裏をかいて進める悪事。いや、悪事という認識は読者にはないだろう。むしろベリサリウスを応援する方向だ。基本は文字を追って楽しむ小説だ。量子もつれ状態について前知識を入れておくと、楽しめると思う。

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2020年02月17日

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