あらすじ
友人が本を妊娠したという。医者に堕胎を促され、周囲に正気を疑われながらも、彼女はひとりで産む決心をする。――「本の懐胎」
一人目の夫に頼まれて買ってきた漱石の『草枕』。二人目の夫との暮らしを始めても、その本を手放さずにいる。――「草枕のこと」
異世界の海には本のような形態の生き物が棲息しており、バムートと呼ばれている。バムートのページはほぼ透明に近い半透明で薄い青色の文字が書かれている。――「海の本―バムート―」
漫画31頁・全44頁
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生と死と死
本を媒介にした物語、3篇。
一作目は命の誕生を、
二作目は残された人の想いを、
三作目は命への畏敬の念を、
表現しているように思えます。
短編ですが、ゆったりした気持ちで読むも本と思います