【感想・ネタバレ】AIの未来をつくる ビヨンド・ビッグデータ利活用術のレビュー

あらすじ

ビッグデータ。言葉だけが先行し、その活用はなかなか広がっていない。データを使ってしっかりとした効果や成果を出せるまでには至っていない。
この分野での経験豊富なAgoop社長の著者は、ビッグデータを利活用できているのは、民間ではデータ分析の実績がある比較的大きな企業であり、公的には国や政令指定都市のような予算規模が大きく人材の豊富な自治体に限られていると分析する。
ビッグデータという概念やその活用は、けっして末端まで浸透しているとはいえず、ビッグデータが社会実装されて継続的・永続的に活用されている事例は、まだそれほど多くない。
なぜ、ビッグデータを活用できなかったのか。うまく利活用するにはどうすればいいのか。著者はビッグデータを、ビッグデータを超えるビヨンド・ビッグデータとして考え直し、新たな概念としてとらえることを提案する。豊富な事例をもとに解き明かされるビヨンド・ビッグデータの世界を理解できる好著。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ日本ではビッグデータ活用が進まないのか、事例を交えての話はヒントになった。
・データから課題設定する力、データサイエンティストが不足
→普段から可視化したデータに触れることが大事
・マッシュアップできる形式のデータにすることが大事
→紙だったりフォーマットがダメ、データクレンジングが不足
データ分析で電波基地局のコストを2/3に抑えたという話や、災害・観光・イベントの話は参考になりつつも、実際の課題設定の難しさを感じた。
自社サービスの押しが強いのがやや気になった。

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2020年09月12日

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