あらすじ
獣人が治める国の第一王子のシャルルは、オメガであるがゆえに王位継承権を持たない。獣人のアルファだけが、この国の王になれるのだ。
国がシャルルに求めているのは、次代の王となるアルファを産むこと。
そのために、王の父親としてふさわしい家柄と血統の婚約者候補が選出された。
婚約者候補のオスカーとは幼少期からの知り合いで、シャルルの初恋の人だ。オスカーを相手に発情しないかぎり、婚約は正式なものにならず──。
【電子限定特典】巻末に書き下ろしSSを収録！
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
感情タグBEST3
幸せ
オスカーがちょっとばかり強引なところがありますが、シャルルのことを溺愛しているのは分かるので○です。ハッピーエンドで、かわいいルイ君まで生まれて、幸せです。シャルルがもっともっと幸せになれますように。
つらかった先に
金虎の獣人なアルファ×人間の王子なオメガ。
幼馴染み同士の、淡い恋が大人になって、成就するお話。
シャルルは、オメガで在るがゆえに、つらく淋しい思いをしなければならなくて、頑張って努力しても、国は、次の王となるアルファを産むことだけを求めてる。
唯一の救いのオスカーは冷たいし。
シャルルの不憫さが際立ったのですが、オスカーの一途な思いに感動です。
後半、幸せになった2人が読めて良かった。
Posted by ブクログ
オメガであるというだけで、行動を制限されたり、注目の的になったりしてきたシャルル。悔しい思いをする中でも、努力を惜しまなかったのはすごいと思う。その頑張りにはオスカーの存在も大きかったのかもしれないけど。自分に自信が持てないからか、オスカーの想いを感じられないシャルルにはもどかしかったけれど、ちゃんと気持ちが通じ合えば疑問なんか挟めないほどお互いのことを思い合っている２人。言いたいことを言い合いながら、仲良く暮らしていく２人を思うと、幸せな気分になれた。
おもしろいと思い読んでいましたが、最後のアンリの件で落胆してしまいました。オスカーがシャルルを避けてる時にシャルルを支えてたのはアンリだし、もっと救いがあってほしかったです。
うーん
何だかずっと同じ話を聞かされている箇所が多くて物語への没入感がかなり少なかったです。作者さんの他のお話はグッと引き込まれたので、単に今作が合わなかっただけだと思います…。残念。
結婚してからのお話があれば評価が変わったかな。
どこかぎくしゃくしながらも、こじれることなく思いあってる二人がよかったです。ただ、二人の感情を説明する文章が入るのが、過剰に感じました。はっきりと説明しなくても、充分に伝わる表現をされてるのに、あえて説明されるのが、かえって気になりました。そこ以外はメイン二人も魅力的で、ストーリーも新鮮に感じ面白かったです。
