【感想・ネタバレ】日本の論点2020~21のレビュー

あらすじ

【内容紹介】_
『アホな指導者の下でどう生き抜くか』が今年の日本の論点の全体テーマとなります。_
21世紀に入り20年が過ぎようとしていますが、世界を俯瞰して改めて感じるのが、民主主義の危機的状況であると、大前研一氏は言います。21世紀を生き残るために日本はどうあるべきか。また、どこに進めるべきか。大前氏の1年間の主張が詰まった濃い内容です。

【目次抜粋】_
巻頭言 「アホ」が支配する世界で私たちはどう生きていけばいいか_
[日本編]_
Strategy 01 歴代最長の安倍政権において憲法改正は達成されるのか_
Strategy 02 財務省が2024年に密かに進める“令和の徳政令”プラン_
Strategy 03 国の借金を容認する【内容紹介】
『アホな指導者の下でどう生き抜くか』が今年の日本の論点の全体テーマとなります。
21世紀に入り20年が過ぎようとしていますが、世界を俯瞰して改めて感じるのが、民主主義の危機的状況であると、大前研一氏は言います。大前氏は、欧州、米国等で進行するポピュリズムの動きをしっかりと見据えて、全世界が直面する課題を指摘しながらも、政治・経済・文化のあらゆる角度から、それらの解決策を提示します。21世紀を生き残るために日本はどうあるべきか。また、どこに進めるべきか。大前氏の1年間の主張が詰まった濃い内容です。

【著者紹介】
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキン ゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)、「日本の論点」シリーズ(小社刊) など多数ある。

【目次抜粋】
巻頭言 「アホ」が支配する世界で私たちはどう生きていけばいいか
[日本編]
Strategy 01 歴代最長の安倍政権において憲法改正は達成されるのか
Strategy 02 財務省が2024年に密かに進める“令和の徳政令”プラン
Strategy 03 国の借金を容認する、嘘っぱちMMTに騙されるな ほか
[世界編]
Strategy 02 今や再選絶望のトランプ。次期大統領の候補は誰か?
Strategy 03 トランプと金正恩、外交センス・ゼロの2人に振り回される世界
Strategy 04 戦争も道具。チープなトランプ劇場はもう見飽きられている ほか
[特別編]
Special 01 日仏3社連合の裏で見え隠れするフランス政府の野心
Special 02 「答えのない」時代に求められるリーダー育成法とは何か? ほか嘘っぱちMMTに騙されるな ほか_
[世界編]_
Strategy 02 今や再選絶望のトランプ。次期大統領の候補は誰か?_
Strategy 03 トランプと金正恩、外交センス・ゼロの2人に振り回される世界_
Strategy 04 戦争も道具。チープなトランプ劇場はもう見飽きられている ほか_
[特別編]_
Special 01 日仏3社連合の裏で見え隠れするフランス政府の野心_
Special 02 「答えのない」時代に求められるリーダー育成法とは何か? ほか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

年末年始恒例の大前氏の日本の論点。

今回は「アホな指導者の下でどう生き抜くか」という挑戦的なキャッチフレーズのとおり、政治分野がややウェイトが重めでした。(そのうち半分くらいがトランプ政権について)

現状分析→課題抽出→ソリューション提起の流れは相変わらず見事で、知の巨人としての衰えは全く感じさせなかったが、いくつかの仮説は現実では否定されています。
(例えば、氏が序論でブレグジット問題で国民投票を行った場合、残留派が過半数を占めると見立てていますが、実際は離脱派の圧勝でしたね)

これは実際の政治経済情勢が不安定すぎて、氏でも正確な予測が難しいことを示していると私は思っています。

【メモ】
・MMTの最大の問題点は「インフレにならない限り」という前提で理論を一般化していることだ。「インフレにならない限り、政府はいくら借金を膨らませても構わない」というのは、例えてみれば、「爆発しない限り、ダイナマイトをいくら部屋に置いてもいい」と言っているようなものだ。
・これまで日本の自動車メーカーは、ミドルクラス向けにリーズナブルな価格のクルマづくりで成長してきた。しかし、クルマのビジネスモデルが所有からシェアに変わっていく時代、飛び抜けた特徴を持たない日本車は苦戦することが予想される。
・東京に残された最後の開発地・築地と、隣接する勝どきと晴海を、「ランドマーク」「職住近接」「食の街」の3つのコンセプトで一体開発すれば、世界都市として東京は今後も魅力的であり続ける。
・グローバル企業に入社した日本人で取締役会メンバーがいるかといえば、これもゼロだ。これはひとえに文部科学省が支配する学校教育の賜物だ。国内でしか役に立たない人材をひたすら文科省が輩出してきたためである。

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2019年12月28日

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