あらすじ
主演・大沢たかお×監督・入江悠2020年公開、映画化決定!2030年AIが命の価値を決める。スマートフォンなどのデジタルデバイスによって日々蓄積される検索履歴や趣味嗜好の情報、行動データに加え、年齢、遺伝子情報、病歴、医療費、犯罪歴、納税額――。私たちの個人情報から、AIが「生きる価値がある人間」と「生きる価値がない人間」を選別する。大量殺戮が始まるまで、あと数時間。天才AI開発者は、その悲劇を止められるのか。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
映画脚本の書籍化だけあって、しっかり分かりやすくエンタメにまとまってるなぁ、という印象。その分、テーマであるAIと人間の共生についてや、対警察との頭脳戦は底が浅いとも感じましたし、わざとらしい展開も多かったですが、疾走感をもって読み進められたので、まぁそれはそれで……。
映画は観ていないのですが、おそらく登場人物ごとの視点が次々切り替わっていく方式なんでしょうね。作中でも視点がコロコロ変わるので、没入しにくかったのが少々残念。西村さん……主人公だと思ってたらまさかの途中退場……orz 最後の最後でAI崩壊ならぬ涙腺崩壊しかけたのを、電車の中でぐっと堪えました。
Posted by ブクログ
AIに頼り切る人間たちの描写にはゾッとさせられた。自動運転でないと自分たちでは運転できない子だったり、近い未来で起こり得そうだ。
映画化したときの予告で、桐生の逃走劇と銘打たれていたので「犯人は桐生でないんだろうな」「天才といわれている桜庭がきっと犯人なんだろうな」と早い段階で想像できてしまったのが少し残念…
のぞみがラストに家族写真をみて自我を取り戻すという展開も少しモヤッとしてしまった。
登場人物は皆とても魅力的だった。
富永記者と心ちゃん、合田さんの関係が後で繋がっていったり、合田さんと奥瀬さんのバディだったり
Posted by ブクログ
「頭の中のかき殼」という言葉が残った。経験に囚われると革新的な発想を阻害される。
タイトルがピンとこない。AIは崩壊していない。AIに頼り切って判断力をなくしてしまっている我々に対する警鐘だと受け止める。画像や生体データを送り込んで確かに「逃げ場」がなくなっている。身の回りの情報をすべて預けてしまうことの危うさを再認識すると共に、自分で判断すべきことを常に意識しておくべきと思った。
Posted by ブクログ
最初からその人としか思えない人が、結局最後の真犯人だったから、ひねりがなかった…。
AIに関する技術的な話題ももう少し出るかと思ったけど、全くなかったので、その点は期待外れだった。
さくさく読めて読みやすかった。
AI追跡部分が楽しめる。
出張の往き帰りで一気に読めました。追跡劇のシーンは
エネミーオブアメリカを彷彿とさせました。
但し、AI暴走のトリガーとか真犯人、黒幕の披露の処とか
随所に二時間ドラマを彷彿させるシーンも多く、AIというより
アナログ暴走の様な、日本的な味付けでした。
映画館までは行かないかも。