【感想・ネタバレ】韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年02月15日

韓国 行き過ぎた資本主義 「無限競争社会」の苦悩。金敬哲先生の著書。韓国社会が超格差社会で無限競争社会の住みにくい社会になっているという金敬哲先生のご指摘。私にとっては日本社会だって超格差社会で無限競争社会の住みにくい社会になっているように思います。金敬哲先生のように社会を憂いて韓国政府に苦言を呈す...続きを読むるような正義感の強い人がいるかぎり、韓国社会はきっと大丈夫なはず。

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Posted by ブクログ 2020年04月07日

佐々木俊尚さんがTwitterで紹介されてた内容に興味持ち、購入。
断片的に聞いたことのある話題はあったが、こうしてまとめられて読むと、韓国に対する考えをアップデートしないといけないと思った。 子供も、中年も、高齢者も、自分だったらこの社会で生きられるのかと、ふと考えた。
他の国も、もちろん日本にと...続きを読むっても、一歩間違えるとこうなるのかと考えると、恐ろしくなってきた。

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Posted by ブクログ 2020年03月29日

韓国の現代の問題が世代別に書かれていて、各世代の背景と現状を垣間見ることができた気がします。
いずれにせよ多くの人が厳しい生活を送り、自殺者の増加、格差社会、就職難、板ばさみの中年、老後問題、、、日本や他の国にも十分起こり得る問題と最後に結んでいますがその通りと感じました。
特徴的と思ったのは、そう...続きを読むいう社会現象に少し皮肉やユーモアをふくんだ造語、流行語があるところ。
金ターン、エデュプア、N放世代、雁パパ、サラデント、ゲジョシ、起承転チキン、、、それだけ多くの人が同じ境遇にいるからこそ、次々と生まれる言葉。
言葉も時代も流れが早すぎてついていけないよ、なんて言っている場合じゃないかも。
流されて行きつくところは地下なのか。
最近見た映画パラサイトや韓国現代ドラマの描写からも同様の現象を見受けることができると思います。

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Posted by ブクログ 2020年03月14日

各世代へのインタビューや取材を通じて、韓国社会における格差の拡大や失業率の上昇などの問題に迫る一冊。
良い学歴のため幼い頃から塾や習い事に奔走され燃え尽きてしまう学生世代。就職活動が長期化しいつまで経っても学費や生活費で困窮する若者世代。年老いた親を養いながら子どもを留学させるため生活を切り詰める中...続きを読む年世代。年金だけでは生活が立ち行かずタクシー運転手や重労働の廃品回収を続けてざるを得ない老人世代。
いずれにも共通しているのは、息が詰まるような社会の実情に耐えきれず精神を病む人が多いということだろう。あまりにも過酷なため「話を盛っているんじゃないか」と思うほどだったが、要所要所に示される統計データはその内容を裏付けている。
このような社会になった背景には90年代のIMF危機が密接に関係しているとのことだが、後書きの通り韓国と日本が共に歩むためには、互いの歴史と社会のあり方、考え方を深く知る必要があると感じた。 

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Posted by ブクログ 2020年03月08日

韓国の現状がよくわかります。
2011年視察に行きましたが、子供への教育熱の高さに比例して子供の自殺も多いと聞き、この本の通り、この国大丈夫か?と非常に心配したのを覚えています。競争社会の限界を感じます。

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Posted by ブクログ 2020年02月09日

「はじめに」は映画「パラサイト」の紹介から始まるルポルタージュ。教育熱の高まりがもたらす歪み、中年男性の苦境、IT化取り残された老人、ムンジェイン政権の「積弊清算」政策による社会分断、による章立てだが、もっとも詳細に書かれているのは第1章の過剰な受験競争によって引き起こされる歪み。あちこちで書かれて...続きを読むいることだが、ソウル大学を筆頭とする大手大学を目指す受験競争は驚きの内容。映画「パラサイト」の中にも、息子の美術教育の家庭教師を選ぶ母親、受験に失敗している若者、失業中の中年おっさんといった面々がでてくるが、この本を読むと、程度の差は有るもののパラサイトの登場人物の彼らは韓国社会の現実をある程度反映しているのだと思った。

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Posted by ブクログ 2020年02月02日

韓国社会の現状をルポしたもの。子どもたち:重い鞄をかかえて、夜遅くまで塾で勉強する。青年たち:ようやく大学に入っても、就職時には厳しい競争がある。文系の就職率が56%である現実。恋愛、結婚、出産、マイホームなどを諦めた世代。中年たち:子供の教育費であくせくし、リストラの足音に怯える毎日。平均退職年齢...続きを読むが男で53歳、女で48歳の現実。高齢者たち:社会保障がぜい弱で、年をとっても働き続けなければ生活できない。かつても敬老社会が嫌老社会となってきている。この韓国の現状が日本の未来かもしれない。

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Posted by ブクログ 2020年01月04日

多くの日本人にとって、最近は不愉快に感じるニュースも多い韓国だが、隣国として、また、戦争の惨禍から立ち直って先進国の仲間入りをしたという類似点などもあり、中々無関心ではいられない。関心がある故に嫌韓などという感情も出てくるのだろう。
そんな韓国も、厳しい学歴社会、若者の失業、老後の苦労など、かなり暮...続きを読むらしにくい側面もあるようだ。著者は、これを金大中以降の新自由主義的な政策に原因を求めている。それが正しいかどうかは分からないが、現在の韓国がかなりの競争社会であるということは本書を通じて伝わってきた。競争が厳しいからこそ、大学生はしっかり勉強するし、中学や高校から海外で教育を受けることを親が選択するなど、いまの日本ではあまり考えられないようなことも起きていて、それはそれで生きづらい感じもするが、逆に、個々人の能力がめいっぱい発揮される気もする。韓国のように厳しいのもつらいだろうが、日本のように生ぬるくてゆでガエルになりそうなのもどうかと思う。
いずれにせよ、リアル・コリアの一側面が生々しく描かれていて、隣国を知る上では参考になる。日本と韓国が手を携えて進むことを期待する著者の願望にも同意したい。

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Posted by ブクログ 2020年03月29日

韓国の過剰な教育競争の背景がよく分かる本。韓国の急速な成長が生み出した財閥への経済一極集中。その恩恵にあやかるために、一握りの採用枠を争うことになり、自動的に学生時代から始まる競争…

よく調べていて素晴らしいが、『だからなに?』となってしまった…

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