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面白かったです
一言で言ってしまうと光と闇の戦いです。顛末を見る限りこの作品内で描かれる範囲外でも数数え切れないほどの“戦い“が起きている事を匂わせる世界観です。作中では白夜京子と土宿亘という人物が経験した事柄だけが描かれています。多少局所的な描かれ方になってますが、話の筋は理解出来るよう描かれています。個人的には続き(或いは別主人公で)の話が読みたいと思いました。
伊藤潤二ファン
『Nemuki+』に「夢魔の紀行」として連載されていた時に、第3話くらいまで毎号購入して読んでいたのですが、伊藤潤二氏らしさをあまり感じなかったので、以後読むのをやめてしまいましたが、今回タイトルも新たに『センサー』として改題され単行本化されたので購入してみましたが、第4話の自殺虫とか第5話のカーブミラーなど、従来の伊藤潤二氏の綺想さをよく感じ取れました。この2話だけでもまあ購入した価値はあるのかなとも思っています。あとがきでも書かれているように、ストーリーの方向が途中から変わってしまったようで、全体として統一感の弱さも感じますが、最新作を読みたいという欲求は満たしてくれます。