【感想・ネタバレ】もう泣かない電気毛布は裏切らないのレビュー

あらすじ

俳句甲子園世代の旗手、待望の初エッセイ集

恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦にからめとられた。

幼い息子の声、母乳の色、コンビニのおでん、蜜柑、家族、故郷……日常の会話や風景が、かけがえのない顔をして光り出す。

人は変わらないけど、季節は変わる。言われてみればそうかもしれない、と頷く。
定点としての私たちが、移ろいゆく季節に触れて、その接点に小さな感動が生まれる。過ぎ去る刻をなつかしみ、眼前の光景に驚き、訪れる未来を心待ちにする。
その心の揺れが、たとえば俳句のかたちをとって言葉になるとき、世界は素晴らしいと抱きしめたくなる。生きて、新しい何かが見たいと思う。(「あとがき」より)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

俳人であり一児の母である著者が書く素朴なエッセイ。学生~結婚~出産まで、長いスパンの間に書かれているものを時系列ではなく季節ごとに並べてあるのが俳人っぽい。
さらさらと読めるのだが、これ!という強いとっかかりがあんまりなかったかも。俳句は季語があるので、俳人はいつも季節の歳時記を持ち歩いているとか、感覚を研ぎ澄ませて季節を探している、というのがなんだか宝探しのようでいいなと思った。

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2025年07月18日

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