あらすじ
駆け出しの小説家・物実の元に舞い込んだ初めてのファンレター。そこには、ある興味深い言葉が記されていた。「この世で一番面白い小説」。あまねく作家が目指し、手の届かないその作品のアイディアを、手紙の主は思いついたというのだ。
送り主の名は、紫と名乗る女性。物実は彼女に乞われるがまま、小説の書き方を教えていくのだが――。
鬼才・野崎まど新装版シリーズ第4弾。「小説家を育てる小説家」が遭遇する非日常を描く、ノベル・ミステリー。
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Posted by ブクログ
駆け出しの小説家・物実のもとに「この世で一番面白い小説」のアイディアを閃いたという女の子から小説の書き方を教えてほしいというファンレターが届いた。小説の書き方を教えていくうちに理解し、そしてついに誕生したのは…!
装丁の薄気味悪い感じとタイトル、帯の一文にやられました。一番面白い小説…誰もが気になるモノがこの小説にはある。
Posted by ブクログ
私がこの本を読んだのはAIという言葉が一般的になった2024年、日進月歩の生成AIの技術をまのあたりにしている。ギリギリ今読んで良かった。
でもこの本の最初の版が刊行されたのは2011年、10年以上前にこれを書いた野崎まどさん凄いわと思うけど、2024年の今となれば現実の世界でこういう事が実際に起こってても驚かないかも。えっ怖
Posted by ブクログ
まさかの展開
「今回はSF感はほぼないのかな」なんて思っていたのに、後半で一気に裏切られました。
正直誰かの指示っていうのはわかりやすく匂わせていたけど、それが二転三転して、ページを捲る手が止まらなかった
Posted by ブクログ
今作も面白かったです。タイトルから主人公が逆に作られていくのでは?と裏を読んでましたが、全くの的外れでした笑。やっぱり野崎まどの、はじめラブコメあとSFみたいな構成が好きですね〜。真相に迫ったときの、え、じゃああの涙を流した人は一体…とかなった後にえっ!?ってなりましたし、よくよく考えたらソフトよりもハード方がヤバいのでは…なんて思いました。なんでか終盤はメンインブラックのイメージで読んでました(全然違う)。
Posted by ブクログ
小説家の主人公物見のところに届いたファンレター。そこには、「この世で一番面白い小説」を書くために小説の書き方を教えて欲しいと書いてあった。
紫と名乗る女性に物見は小説の書き方を教えていくのだが…。
後半はSF味が強かったです!二転三転する展開はアムリタシリーズ恒例でとっても面白い!近い将来あんなことが起きるかもしれないと思うとちょっと怖かった…。
タイトルにも意味を感じました。
これを10年以上前に書いていた野﨑まどさんすごい!そして、「2」にどう繋がっていくかも気になる!