あらすじ
「この学校には、永遠の命を持つ生徒がいる」
女子校「私立藤凰学院」に勤めることとなった、生物教師・伊藤は、同僚の教師や、教え子からそんな噂を聞く。人として、生き物としてありえない荒唐無稽な話。だがある日、伊藤はその「死なない生徒」に話しかけられた。
“自称不死”の少女・識別組子。だが、彼女はほどなく何者かによって殺害され、遺体となって発見される――!
“生命”と“教育”の限界に迫る鬼才・野崎まど新装版シリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
「この学校には、永遠の命を持つ生徒がいる」
主人公である生物教師の伊藤が勤めることになった私立藤凰学院ではそんな噂があった。
伊藤はある日「死なない生徒」と出会うが、ほどなく何者かによって殺害されてしまう。
不死とは何か、教育とは何かについて迫る話。
シリーズ3作目。相変わらずの面白さでした!1度の驚きだけでは終わらせない展開がクセになる!
ラノベのような文体は読みやすく、学生時代の読書を思い出します
バーベキューの場面はとっても面白かった!
不死や教育についての概念がオチに繋がるなんて全然想像できませんでした.ラストは考察をみて納得しました☺︎
Posted by ブクログ
読み始めの時は「ミステリーにSFの要素を加えたものかな?」と思っていたが、識別組子の正体が分かったときは「ここで冒頭の教えること云々が繋がってくるのか。」という風に驚かされた。また、ラストシーンがゾクッとする終わりかたなのも良かった。
Posted by ブクログ
識別組子の不死のシステムを理解するために何度か後半の方を読み返した。SFに慣れているとすんなり理解できるんだろうか、、、なかなか苦戦した。
ただ、ラストの展開が良くて、タイトルの「識別組子とさまよえる不死」のさまよえる不死ってお前のことだったんか!!と衝撃だった。
Posted by ブクログ
面白かったけど、前2作の方が好きかなぁ…いつものどんでん返しもインパクトが薄かったように感じた…不死に関しては教育というまた妙な角度から攻めてきてて面白かったけど、なんかうまく飲み込めなかった。
それよりも「四角形と五角形の間の図形」がすごくゾワっとした!こういう変なとこを突いてくるから好き。
次は「小説家の作り方」