【感想・ネタバレ】エビと日本人のレビュー

あらすじ

エビフライ、天ぷらなど、一人平均で年に七○匹。世界一のエビ消費国・日本は、その九割を輸入に頼っており、エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある。だが、一体どこでどのように獲られているのか。インドネシアでトロール船に乗り、台湾で養殖の実情を見るなど調査を重ねてきた著者が、日本とアジアとの知られざる関係を語る。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

地産地消とかフードマイレージという言葉が気になったので、古いけど何も読まないよりは。
と思って手にとった一冊。

日本人が大好きなエビ。ではそのエビはどうやって私たちのお皿の上にくるのか?
昔はめったに食べられなかったのに、今はなぜこんなにも簡単に手に入るのか?
どういう人が働いていて、どんな形で獲られていて、どんな形で運ばれてくるのか?
を生産者や中間業者に直接コンタクトを取り、生の声でその全貌がまとめられています。


読んだあとは、お皿の上のエビについて深く考えてしまいました。
このまま輸入し続けていいのか?って。

30年前にこの事に危機感をもって調べた著者がスゲーです。

0
2012年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

30年前の本なのでデータはやや古かったですが。

マングローブの根元で、プランクトンを索餌するエビを想う。
そのエビを三角網で漁獲する漁師たちの伝統的漁業を想う。
国際市場で需要と供給が結びつくことを、多面的に考える。

漁業は特に蛋白源供給以上の意味を
地域にもたらしていることが多いので、
国際商品としての魚介類を見るとき、その視点は忘れてはいけないのだなと

当たり前のことですが、思いました。

中身を知って、買う。

0
2011年12月09日

「ビジネス・経済」ランキング