エビと日本人

エビと日本人

902円 (税込)

4pt

エビフライ、天ぷらなど、一人平均で年に七○匹。世界一のエビ消費国・日本は、その九割を輸入に頼っており、エビはいまや輸入食品の中でも首位の座にある。だが、一体どこでどのように獲られているのか。インドネシアでトロール船に乗り、台湾で養殖の実情を見るなど調査を重ねてきた著者が、日本とアジアとの知られざる関係を語る。

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エビと日本人 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年10月06日

    この本は読まれてほしいと思った。日本の暮らしを研究してきて、戦後の上書きは日本の暮らしを難しくしたと感じる。(それだけじゃないけど)
    ファストファッション問題やスローフード運動はそれ以前から日本がやっていたんだなあと。
    長くなるので今回はここまで。

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    Posted by ブクログ 2013年03月08日

    これを読む前に「バナナと日本人」が先ですが、この本を先に呼んだので紹介。

    エビの本ですがエビの本ではありません。
    1970年代から資本主義によるグローバルな経済が行われていたと実感できます。

    エビを獲る人々
    エビという生き物
    エビを育てる人々
    エビを加工する人々
    エビを売る人、食べる人

    197...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年01月15日

    エビにまつわる色んな話。
    これが資本主義だ!ってことがよく分かる本。
    日本のエビ産業(国産98%)が自由化でいとも簡単に、外国産87%に変貌していく様子や、零細漁民達が貨幣経済の末端に組み込まれていく様はもはや仕方ないことにすら思える。
    一方、エビを輸出する国々にとってはエビ産業が外貨、技術を獲得す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    私の大好きな「エビ」って自由化されたのは、ちょうど私達が生まれた頃だったんですね。
    さらに、その前年には、「バナナ」が自由化されたらしいです。
    だから、私達が成長する頃にだんだんと色んな物であふれかえっていたんですね。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    日本って世界1位のエビ消費国。
    でも、何にも知らなかった私達。

    マングローブだけじゃなく海も破壊されてる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    日常、何気なく口にしているエビ。日本人はエビが好きだが、どこからこのエビが来ているか考えたことはあるだろうか。限られた人間が口にするエビを供給するために、環境やそこで暮らす人々の生活を破壊している現状を私たちは知らない。何故そこまでして日本人はエビを食べるようになったのかという背景もこの本では知るこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月08日

    バナナと日本人のエビ版。バナナが巨大バナナ企業4社により生産から販売まで行われているのに対し、エビは、多種多彩な業者により捕獲(養殖)から販売まで行われている。エビの種類から漁や冷凍作業の様子、生産・輸入の推移、問題点まで、細部にわたりわかりやすく説明されており、充実した内容であった。

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    Posted by ブクログ 2017年03月23日

    エビを介して見える日本の経済と、途上国との関連性。途上国でのエビ漁が現地の人に嫌われていることもあれば、それが逆に現住民の職にもつながっている。そこで、エビの養殖が全ての事象に良いものだろうと思いきや、エビを養殖することで、エビの単価が下がり、途上国での漁での採算が取れなくなり、結果的に失業者が出る...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月18日

    もともと輸入されているのエビの現状が
    とてつもなく悲しいものであるというのは
    知ってはいました。
    この本に書いてあるのはやはり
    想像通りの内容でした。

    いろいろと考えさせられるのは
    むやみな食というものが
    自分たちの首を絞めてしまうということ。
    そしてその後に思い知らされるということ。

    結局エビ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月14日

    エビの種類やエビ業者の話など、その情報量の多さに感心した。著者は上智大教授であり、ジャーナリストではない。このあくなき好奇心と取材力は評価に値する。著者が述べる通り、エビは日本人にとって重要なモノになりつつある。なぜなら、輸入量世界1位であり、またエビが輸入占める割合が1位である(った)からだ。また...続きを読む

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