【感想・ネタバレ】珈琲をしづかに(2)のレビュー

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一歩

2021年07月05日

好きというのはどういうことだろうか。
誕生日ってとくべつなの?
人それぞれの答えがあるんだろうけど、当たり前だと思っていた感情や出来事なんかを改めて思い巡らすひとときだったな。
今となっては、考えもしないようなことなんだけど。
そんなひとときにコーヒー一杯あるといいな、と思いました。

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Posted by ブクログ 2021年03月13日

第1巻では大人への憧れを苦いコーヒーを通して描いていたけど、第2巻ではその点を大きく変えないまま更に踏み込んで、そもそも大人とは?という点や子供から憧れる姿とは?という点にも言及しているように感じられた
いわば、味の深みが増した印象

その中で紫都香の人間性や事情も見えてくるシーンが有ったね
前巻で...続きを読むはほぼ全シーンが貴樹の視点で描かれたことを考えると、こうして紫都香の視点で描かれるシーンが挟まさった点は物語の奥深さを生み出すね

そうした背景もあってか、貴樹が紫都香を理解しようとする言動ばかりではなく、紫都香が貴樹を理解しようとする姿勢を見せたことは驚きだったかな
突然言われたら印象に残ってしまうだろう「クリームソーダの似合う男になります」宣言。紫都香はそれを覚えていたどころかその意味を考え続けていた。それが貴樹の心を感じる中で理解に至ったというのは何気に大きな意味を持った展開だったように思う
貴樹が紫都香の心に触れたいと感じるのと同じように紫都香も貴樹の心に触れてくれた。だから苦いコーヒーの思い出を語らうことが出来たのだろうね

そういった事が有ったからか、貴樹と紫都香の関係は単純な客とマスターの関係を一歩踏み越えるシーンも生まれる
店に来たら花屋のお婆ちゃんに渡そうと思っていたクッキーは突然の怪我も有り渡す機会が失われてしまった。そこで自分に回し渡されたクッキーの意味をしっかり考えた上で行動を起こした貴樹は素晴らしいね
あの瞬間、貴樹は確かに紫都香とお婆ちゃんの縁を結んだと言える。だから店に戻ってきた際には「おかえりなさい」と言って貰える
2人がした特別な日に関する約束。それが果たされることをつい願ってしまうね


辛い子供時代の家庭環境から「すき」を判らないままの紫都香
これから訪れるかも知れない健吾との再会は紫都香に何を齎すのか、そしてどうしたら紫都香は喜んでくれるのかと考え始めた貴樹はその状況に何を見る事になるのか
この巻の内容だけでなく、次巻まで気になってしまうなんて実に味わい深い作品ですよ

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月27日

クリームソーダの色は憧れの色。誕生日だけが特別な日じゃない。いろいろと沁み渡る。マスターの「私いつも貴樹くんに助けてもらってるみたい」ってうれしくなったところに、あの人との再会フラグ…?

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