あらすじ
ある日、肝細胞がんなる病名を突然告げられ、がーんとなった東海林さん。
約40日間にわたる「初体験入院日記」。手術に、病院生活、その後の治療などを振り返る。
ほか、「粉もん大好き」「ミリメシはおいしい」「流行語大研究」
「初詣はおねだりである」「そうだ、蕎麦食いに行こう」「ガングロを揚げる」など。
新井平伊医師(認知症専門医)との対談「認知症時代の“明るい老人哲学”」、
南伸坊氏・伊藤理佐氏との座談会「雑誌って面白い!」、
岸本佐知子氏(翻訳家)との対談「オリンピック撲滅派宣言『スポーツって、醜いよね?』」
の3本も収録。
解説は池内紀氏(ドイツ文学者・エッセイスト)。
『オール讀物』連載〈男の分別学〉を改題。
※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
丸かじりシリーズ、しばらくご無沙汰してるなと書店に最新刊を求めに行く。と、ラインナップの中に『ガン入院』なるタイトルが。エッセイストとして愛してやまないショージ先生も年齢を重ねられ、それとなく案じておっただけにこりゃたいへんと購入した。肝細胞がんてことだけど、どうやらドックで早期に分かり、手術も無事終えられた模様。入院生活をオモシロおかしく書いていらっしゃるけど、とにかく安心しました。改めて検診の大切さを思った次第。巻末の岸本佐知子さんとの対談『オリンピック撲滅派宣言』、今となってはかなりブラックですな。
Posted by ブクログ
面白く、というのもなんだけど
さだおさんならではの視点がなかなか良かった
点滴のガラガラを イルリガードルというのは初耳
で、覚えられない、ので書いておく
Posted by ブクログ
読書録「ガン入院オロオロ日記」3
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p12より引用
“ ぼくは毎年一回人間ドックにかかってい
て、その前年まで特にひっかかるところがな
かったのに、昨年(2015年)の秋、突然、肝
臓のがんマーカーが大きくはね上がった。”
目次より抜粋引用
“初体験入院日記
大冒険 水陸両用バス
〆切5分前
初詣はおねだりである
分類学入門”
漫画家でエッセイストである著者による、
身近な出来事を描いた雑誌連載エッセイをま
とめた一冊。同社刊行作文庫版。
著者本人のガン闘病記からオリンピックに
対する対談まで、自作の漫画と共に面白おか
しく綴られています。
上記の引用は、著者が入院することになっ
た経緯について書かれた項での一文。
毎年検査していても、手術をせざるを得ない
事態になるようです。私の知人も、毎年検査
していましたが、ガンが見つかって3年程で亡
くなってしまいました。人の生き死には、い
つどうなるかなんて、本当は誰にも分からな
い気がします。
闘病記がこうして出版されて、その後の連
載も続けられておられるようで、ファンとし
ては胸を撫で下ろす気持ちです。これからも
少しでも元気であられるように祈っています。
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Posted by ブクログ
久々にショージ作品。
ガン入院もショージ君の手にかかるとコミカルなお話になるのだが、実際はいろいろと大変だったのだろう。
蕎麦食べたい・・・。
Posted by ブクログ
自分は幸い入院したことは無いが、体験してみないと分からないことが生々しく描かれている。病気にならないに越したことが無いが、いつか参考になればいいと思った。