【感想・ネタバレ】悪魔を憐れむのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

匠千晶シリーズ第七作。

タカチたちが安槻大学を卒業した後のお話。

ウサコと旦那さんが出会ったお話が会って良かった。
どこかで事件がらみで出会ったと書いてあったので。
といってもロマンティックな要素はない。
この「無間呪縛」が一番面白かったかな。

遺体が切断されるバラバラ事件は「解体諸因」でもあったが、
その衝撃的な内容にもかかわらず、
まるでゲームのように推理している様は、
相変わらずシュール。

タックとタカチが遠距離恋愛になりながら、
続いているのは良かった。

とりあえず、これがシリーズの最新刊だが、
ぜひ続篇が出てほしい。
あとがきにもあったように、
誰かボアン先輩にウサコが結婚したことを教えてあげてほしい。

0
2022年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

――


 酩酊探偵シリーズもここまできました。
 なんだか人生見てる感じがしてきて感慨深いですよ僕は…

 それぞれの形、というのを持っていると、シリーズでも何でも飽きずにしっかり読めるものです。
 同じような、って飽きる場合もあるんだろうけど。
 中心にテーマを置いて、その周辺をぐるぐると、回っているのがひとってもので。
 それを書き切るってことはきっとないんだろうな。

 特筆すべきはやはり表題作の「悪魔を憐れむ」。
 これまで一貫しているメインテーマが、そのまま殺人者となったかのような犯人像にぞっとする。
 或いは探偵と殺人者との差は、それを暴く側と行う側、というだけの差でしかないという議論にも似た、怖さ。
 ひとりではないということが温かいと思うのは、こういうとき。

 ☆3.6くらいでどうでしょう。

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2021年04月01日

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