あらすじ
人生には振り返るといくつかの大切な出会いがある。絶望の一本道で立ちすくんでいた著者に希望を見出させた12の出会いを赤裸々に綴った感動のエッセイ。統合失調症の母を持ち、辛く孤独な幼少時代を過ごした著者。世間への恨みをバネに医者を目指すが、先の見えない絶望感から摂食障害、依存症、リストカットなど心の病にかかり、研修医時代に2度の自殺未遂を起こす。その後、いくつかの「出会い」に遭遇することで、少しずつ人生を肯定して生きられるようになる。自身の生い立ちと共に見つめ直す自伝的エッセイ。
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Posted by ブクログ
超個人的私的感想
実際、お世話になっている先生。
今まで何かあっても誰にも言わず自分の中で解釈してきた人生の中、先生は初めて私に新しい考えをくれた人。
毎日馬鹿みたいに泣きながら電車に乗らずに済んだのも先生のおかげ。
だから読みたかった。
人との出会いを大切にすること。
いつか失うのが嫌で大切なものを増やしたくない。関係性に「諦め」が常にあった。
けど、先生みたいに出会いをに大切にしたら、もっと人を大事にできる人になれるかも。
出会いや、出来事から自分の成長、成功体験を見つけたいと思った。
最初は、読んでいて辛くなるの、共感する所も沢山。
でも、先生の言葉は優しいから、嘘が無いから、素直に受け入れられるし、持ちたくない希望が持てて少し嬉しくなっちゃう。
きっと地に足を着いて生きていけた時、先生は私にとって人薬のひとりで、
今も、もちろんそう思ってる。
私は先生だからこその診療に救われている。
毎日、生き繋いで生きているような私だから今こんな事しか書けないけど、いつか普通に生きられたらいいな。