人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の、人生をつないでくれた12の出会い

人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の、人生をつないでくれた12の出会い

1,650円 (税込)

8pt

人生には振り返るといくつかの大切な出会いがある。絶望の一本道で立ちすくんでいた著者に希望を見出させた12の出会いを赤裸々に綴った感動のエッセイ。統合失調症の母を持ち、辛く孤独な幼少時代を過ごした著者。世間への恨みをバネに医者を目指すが、先の見えない絶望感から摂食障害、依存症、リストカットなど心の病にかかり、研修医時代に2度の自殺未遂を起こす。その後、いくつかの「出会い」に遭遇することで、少しずつ人生を肯定して生きられるようになる。自身の生い立ちと共に見つめ直す自伝的エッセイ。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の、人生をつないでくれた12の出会い のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    精神科医で、統合失調症の母を持ち、自身も自殺未遂などを経験している夏苅郁子による短編エッセイ形式の自叙伝のようなもの。苦しい幼少期以降、彼女が出会い関わりを通して学び得てきた考え方や生き方の変化を描く。最後には、彼女の人生を通して影にも映っていた母や父の存在の良い側面や、彼らの背景にも向き合い、恨む

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    「人生は基本的には不公平だと思う、そしてなぜこんな不公平なことが起きるのか」と著者は本書のまえがきに書いている。実際、本書を読み進むうちに、胸が塞がれて息も止まりそうな場面が次々に出てくる。

    そして、人との出会いと、時間の癒しによって、著者は、人は人との出会いで変わることができると、心から思うよう

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    悲しみこそ、笑いとユーモアの大切さよ

    人に傷つけられると同時に、
    人との出会いが人を癒やし成長させる

    0
    2024年10月08日

    Posted by ブクログ

    いい表題の本である。人は人によって潰されるが、人は人を浴びて人になる。人というのは言葉だけではなく、その存在も含めてだが。患者さんを癒やすのは、薬だけではなく、治療者の言葉だけではなく、その存在感だろうが、著者は治療者に救われたのではなく、自ら、自分を支えてくれる人を見つけていった。その力がある人か

    0
    2018年08月02日

    Posted by ブクログ

    優しい色で語られる、でも決して楽な道ではない、ひとりの精神科医の人生が、ここにはありました。私が、心から尊敬する方のおひとりとなりました。

    0
    2017年12月19日

    Posted by ブクログ

    「家族」「当事者」「精神科医」の三つの立場をもつ女性の自伝的エッセイ。

    こんなに率直に語っていただいていいのだろうか、と感じるくらい身近に感じるエピソードの数々でした。

    何歳の時にどんな出来事があり、それをどんな風に受け取ったのか。回復にはどんなことが力になったのか。

    精神疾患に限らず、しんど

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    統合失調症の母に育てられ過酷な幼少期を過ごした筆者は、様々な人との「出会い」を通して少しずつ社会復帰へと向かっていった。その実話をまとめたものがこの本である。
     たいへん興味深く、また参考になる部分も少なからずあった。特に筆者が社会復帰へと向かっていく際の周りからのサポートに関しては多くの学びが得ら

    0
    2018年01月10日

    Posted by ブクログ

    心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い…と副題にあります。

    母が統合失調症であり、自らも精神科の患者になり、精神科医でもある著者が、色々な人に出会い、良き伴侶にも恵まれ、今では幸せだと思えるようになったそうです。

    苦しめられた母親に対しても、今では尊敬していると書かれていまし

    0
    2022年09月15日

    Posted by ブクログ

    タイトルが素敵。
    前著『心病む母が遺してくれたもの: 精神科医の回復への道のり』と同じ傾向の内容で、人との出会い別に編集し、新たなエピソードを付け加えた本。

    0
    2021年08月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    超個人的私的感想





    実際、お世話になっている先生。
    今まで何かあっても誰にも言わず自分の中で解釈してきた人生の中、先生は初めて私に新しい考えをくれた人。
    毎日馬鹿みたいに泣きながら電車に乗らずに済んだのも先生のおかげ。
    だから読みたかった。

    人との出会いを大切にすること。
    いつか失うのが嫌

    0
    2021年09月20日

人は、人を浴びて人になる―心の病にかかった精神科医の、人生をつないでくれた12の出会い の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

夏苅郁子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す