【感想・ネタバレ】忘却の首と姫 1巻のレビュー

あらすじ

小国のお姫様リリアが嫁いだのは、強い魔力を持ち誰もが恐れる『首なし王』! 文字通りの姿をしている王様と15歳のリリアの結婚は誰もがムチャ婚だと思ったのだが…。リリアのまっすぐな想いに、頑なだった首なし王の心がデレる!? 惣司ろう、待望の初コミックス!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お試し版を読んでみたら面白そうだったので買ってみました。

魔力の強い国の王と結婚することになった小国の姫、リリア。
御年160歳、3662回のお見合いの末に彼女と出会った王には首が無く、『首なし王』と呼ばれていましたが、姫は彼のことが大好きでした…という出だしから始まるお話。
いや、面白かったです(笑)
発売されたときに表紙を見てタイトルは気になるけどどうだろうと思っていたのですが、お試し版のある書店で内容を見たら、表紙から想像するお話の雰囲気をいい意味で裏切っていたので買いました(笑)
魔力の強さがすべての国を統治する王さまは妾腹。
その昔、正室の王子たちに側室にそっくりな顔立ちというだけで苛められ、ついに腹が立って首をオーロラの彼方に飛ばしてしまったゆえに首なしになるのですが、その振る舞いに逆に魔力の高さが際立って正室の子たちを押しのけて王さまになったのだという。
なぜ、彼は歳を取らずに160年も生きているのか、そしてなぜそんな彼とお見合いを近隣の国は不審がることもなくするのか(ほかの国は魔法も何もないようですし)が不思議なところですが、首が無い姿にお見合いを断れるばかりの彼が出会ったのがリリア。
しょっぱなから政略結婚といいつつ、結婚してから始まってますので初めから夫婦なのですが、この二人がもうすれ違いなんて全くない!というほどに仲が良いので笑っちゃいます。
純粋だけど天然ではないリリアちゃんも可愛いですが、そんな彼女にメロメロな王さまが良いです。
有能な王さまな彼は諸国の王たちた臣下にとっては冷酷無比に近いイメージを与えているようだけど、リリアの前では妻を溺愛するただの男性。
作者さんが空きスペースで『リリアは王さまにとって神様が与えたギフト』と書かれてますが、そうだと思います。
最後らへんに追い出された正室の子供たちの関係者っぽい人が出ていて波乱が待っていそうですが、続きは楽しみ。

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2013年03月20日

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